構成定義ガイド

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5.1.1 イーサネット間をギガビット・イーサネットで接続する

<この項の構成>
(1) 設定内容の概要
(2) 構成図と設定条件
(3) 構成定義情報例

(1) 設定内容の概要

イーサネットワーク間をギガビット・イーサネットワークで接続する例を示します。

(2) 構成図と設定条件

[構成図]

図5-1 構成図

[図データ]

[設定条件]

<イーサネットワーク上の動作条件>
  • セグメント規格の選択:オートネゴシエーション

<ギガビット・イーサネットワーク上の動作条件>
  • フローコントロール:行う

<本装置A/Bの環境>
NIF番号0,Line番号0にイーサネットのNIFが実装されています。当該インタフェースを次に示すネットワークに接続します。
  • 本装置Aの場合:192.168.10/24のネットワークA
  • 本装置Bの場合:192.168.11/24のネットワークC
また,NIF番号2,Line番号0にギガビット・イーサネットのNIFが実装されています。当該インタフェースを192.168.1/24のネットワークBに接続します。

(3) 構成定義情報例

[コマンドによる設定]

<本装置A>
 1    (config)# line Department1 ethernet 0/0
      [line Department1]
 2    (config)# ip 192.168.10.1/24
      [line Department1]
 3    (config)# exit
 4    (config)# line Department2 gigabit_ethernet 2/0
      [line Department2]
 5    (config)# ip 192.168.1.1/24
      [line Department2]
 6    (config)# exit

<本装置B>
 1    (config)# line Department1 ethernet 0/0
      [line Department1]
 2    (config)# ip 192.168.11.2/24
      [line Department1]
 3    (config)# exit
 4    (config)# line Department2 gigabit_ethernet 2/0
      [line Department2]
 5    (config)# ip 192.168.1.2/24
      [line Department2]
 6    (config)# exit

表5-1 本装置A/Bの構成定義情報解説

解説番号 解説
1〜3 NIF番号0,Line番号0に回線名Department1のイーサネット回線を定義します。デフォルトでセグメント規格はオートネゴシエーションを行う設定となります。
ip定義は自IPアドレス,サブネットワークマスク長24を定義します。自IPアドレスは次のようになります。
  • 本装置Aの場合:192.168.10.1
  • 本装置Bの場合:192.168.11.2
4〜6 NIF番号2,Line番号0に回線名Department2のギガビット・イーサネット回線を定義します。デフォルトでフローコントロールを行う設定となります。
ip定義は自IPアドレス,サブネットワークマスク長24を定義します。自IPアドレスは次のようになります。
  • 本装置Aの場合:192.168.1.1
  • 本装置Bの場合:192.168.1.2

[構成定義情報の表示]

<本装置A>
line Department1 ethernet 0/0
  ip 192.168.10.1/24
!
line Department2 gigabit_ethernet 2/0
  ip 192.168.1.1/24

<本装置B>
line Department1 ethernet 0/0
  ip 192.168.11.2/24
!
line Department2 gigabit_ethernet 2/0
  ip 192.168.1.2/24

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