26.2.3 MLDの動作
- 〈この項の構成〉
(1) MLDv1の動作
MLDv1メッセージを使用したMLDv1の動作を次に示します。
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マルチキャストルータは直接接続するインタフェース上にマルチキャストメンバシップの情報を得るため,定期的にMLDv1 Query(General Query)メッセージをリンクローカル・全ノードアドレス(ff02::1)宛てに送信します。
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受信者はMLDv1 Query(General Query)メッセージを受信すると,MLDv1 Reportメッセージを該当するマルチキャストグループ宛てに送信して,マルチキャストグループへの参加要求をします。
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マルチキャストルータは受信者からMLDv1 Reportメッセージを受信すると,そのグループアドレスをメンバシップリストに追加します。
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マルチキャストルータは受信者からMLDv1 Doneメッセージを受信すると,そのグループアドレスをメンバシップリストから削除します。
MLDv1マルチキャストグループの参加および離脱動作を次の図に示します。
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(2) MLDv2の動作
MLDv2メッセージを使用したMLDv2の動作を次に示します。
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マルチキャストルータは直接接続するインタフェース上にマルチキャストメンバシップの情報を得るため,定期的にMLDv2 Query(General Query)メッセージをリンクローカル・全ノードアドレス(ff02::1)宛てに送信します。
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受信者はMLDv2 Query(General Query)メッセージを受信すると,MLDv2 Report(Current State Report)メッセージをff02::16宛てに送信して,マルチキャストグループへの参加要求をします。
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マルチキャストルータは受信者からMLDv2 Report(State Change Report)メッセージを受信すると,Multicast Address Recordタイプの内容に応じてそのグループアドレスをメンバシップリストに追加,またはメンバシップリストから削除します。
MLDv2マルチキャストグループの参加および離脱動作を次の図に示します。
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