3.2 リンクアグリゲーション使用時の通信障害
リンクアグリゲーション使用時に通信できない,または縮退運転している場合は,次の表に示す障害解析方法に従って原因を切り分けてください。
項番 |
確認内容・コマンド |
対応 |
---|---|---|
1 |
通信障害となっているリンクアグリゲーションのモードが,相手装置のモードと一致していることを確認してください。
|
リンクアグリゲーションのモードが相手装置と異なる場合は,相手装置と同じモードに変更してください。 |
リンクアグリゲーションのモードが相手装置と一致していて,かつLACPリンクアグリゲーションの場合は,各ポートのLACP開始方法が本装置および相手装置の両方ともpassiveでないか確認してください。 両方ともpassiveの場合は,本装置または相手装置のどちらか一方をactiveに変更してください。 本装置または相手装置のどちらか一方がactiveの場合は,項番2へ。 |
||
リンクアグリゲーションのモードが相手装置と一致していて,かつスタティックリンクアグリゲーションの場合は,項番3へ。 |
||
2 |
通信障害となっているリンクアグリゲーションの統計情報で,TxLACPDUsおよびRxLACPDUsの値が増加していることを確認してください。
|
TxLACPDUsおよびRxLACPDUsのどちらかが増加しない場合は,「3 ネットワークインタフェースのトラブルシュート」を参照して,回線状態を確認してください。 回線状態に問題がないときは,フィルタまたはQoSによってLACPDUが廃棄されていないか確認してください。確認方法と対応については,「8.1 パケット廃棄の確認」を参照してください。 |
TxLACPDUsおよびRxLACPDUsのどちらも増加している場合は,項番3へ。 |
||
3 |
通信障害となっているポートの運用状態を,Statusで確認してください。
|
チャネルグループ内の全ポートがDownの場合,チャネルグループがDownします。 Down状態のポートではReasonの表示内容によって,次のように対応してください。
|