MIBレファレンス


2.5.4 ipNetToMediaTable

IPv4アドレスと物理アドレスのマッピングテーブルに関するMIBです。

本MIBはグローバルネットワークの情報だけが対象となります。

〈この項の構成〉

(1) 識別子

ip OBJECT IDENTIFIER ::= {mib-2 4}
ipNetToMediaTable OBJECT IDENTIFIER ::= {ip 22}

(2) 実装仕様

ipNetToMediaTableの実装仕様を次の表に示します。

表2‒11 ipNetToMediaTableの実装仕様

#

オブジェクト識別子

アク

セス

実装仕様

実装

有無

1

ipNetToMediaTable

{ip 22}

NA

[規格] IPアドレスから物理アドレスへのマッピングに使用されるIPアドレス変換テーブル。

[実装] 規格に同じ。

Y

2

ipNetToMediaEntry

{ipNetToMediaTable 1}

NA

[規格] 物理アドレスに対応した一つのIPアドレスのリスト。

INDEX

{ ipNetToMediaIfIndex,

ipNetToMediaNetAddress }

[実装] 規格に同じ。

Y

3

ipNetToMediaIfIndex

{ipNetToMediaEntry 1}

R/NC

[規格] 有効となるインタフェース番号。

[実装] 規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。

Y

4

ipNetToMediaPhysAddress

{ipNetToMediaEntry 2}

R/NC

[規格] メディアに依存した物理アドレス。

[実装] 規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。

Y

5

ipNetToMediaNetAddress

{ipNetToMediaEntry 3}

R/NC

[規格] メディアに依存した物理アドレスに対応するIPアドレス。

[実装] 規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。

Y

6

ipNetToMediaType

{ipNetToMediaEntry 4}

R/NC

[規格] マッピングのタイプ。

  • other(1)

  • invalid(2)

  • dynamic(3)

  • static(4)

[実装] 規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。

ほかのVRFからインポートされたエントリはotherr(1)になります。

Y

7

ipRoutingDiscards

{ip 23}

R/O

[規格] 有効であっても廃棄が選択されたルーティングエントリの数。例えば,ルーティングテーブルバッファ不足によって廃棄されたエントリの数。

[実装] 0固定。

M