area range
エリア内のネットワークを指定します。最大1024個のネットワークを指定できます。
エリア境界ルータで,経路集約する場合に使用します。このコマンドは,エリア間を伝搬する経路情報量を削減するのに有効です。
no areaコマンドを実行すると,本コマンドも削除されます。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
area <area id> range <ipv4 prefix> <mask> [{advertise | not-advertise}]
- 情報の削除
no area <area id> range <ipv4 prefix> <mask> no area <area id>
[入力モード]
(config-router)
[パラメータ]
- <area id>
-
本装置が属するエリアを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
0〜4294967295(10進数),またはIPv4アドレスを指定します。
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- <ipv4 prefix>
-
ネットワークを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
IPアドレスを指定します。<mask>範囲内のビットは0でない値とし,<mask>範囲外のビットは0としてください。
注 <ipv4 prefix>の<mask>範囲外のビットは0にしてください。
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- <mask>
-
マスクを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
IPアドレスマスクを指定します(0は指定できません)。
注 アドレスマスクを2進数に変換した際,最初に0となるビット以降はすべて0となるように指定してください。
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- {advertise | not-advertise}
-
エリア間経路を広告するかしないかを指定します。指定したネットワークで包含される範囲に一致する経路情報は,エリア間経路としてほかのエリアに広告しません。その代わりに,指定した範囲をエリア間経路としてほかのエリアに広告します。ただし,not-advertiseを指定した場合,何も広告しません。
-
本パラメータ省略時の初期値
advertise(エリア間経路としてほかのエリアに広告します)。
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値の設定範囲
なし
-
[コマンド省略時の動作]
エリア間で,個々のネットワークを集約しないで広告します。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
なし