コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3


vrrp preempt delay

自動切り戻しを抑止する時間を設定します。自動切り戻しが有効の場合,切り戻しを行う前に設定した時間だけ処理を抑止します。

[入力形式]

情報の設定・変更
vrrp <vrid> preempt delay <seconds>
情報の削除
no vrrp <vrid> preempt delay

[入力モード]

(config-if)

イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース

(config-subif)

イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース

[パラメータ]

<vrid>

仮想ルータのIDを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜255

<seconds>

自動切り戻しを抑止する時間(秒)を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜65535

[コマンド省略時の動作]

自動切り戻し抑止時間を0秒とします。自動切り戻しを抑止しません。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. vrrp followコマンドを設定している場合,本設定は無効です。

[関連コマンド]

なし