vrrp preempt
no vrrp preemptコマンドによって,仮想ルータの自動切り戻しを無効にします。自動切り戻しが有効の場合,自ルータよりも低い優先度を持ったマスタルータを検出すると,自ルータが自動的にマスタルータになります。
[入力形式]
- 情報の設定
no vrrp <vrid> preempt
- 情報の削除
vrrp <vrid> preempt
[入力モード]
- (config-if)
-
イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース
- (config-subif)
-
イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース
[パラメータ]
- <vrid>
-
仮想ルータのIDを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
1〜255
-
[コマンド省略時の動作]
自動切り戻しを有効とします。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
-
運用コマンドswap vrrpが自動切り戻し抑止設定時に実行された場合は,コマンドを優先して切り戻しを行います。
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自ルータがマスタルータのダウンを検出したときは,自動切り戻しの設定に関係なくマスタルータになります。
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vrrp followコマンドを設定している場合,本設定は無効です。
[関連コマンド]
なし