ipv6 nd prefix
ルータ広告で送信するIPv6プレフィックス情報,またプレフィックスに関連する情報を指定します。
インタフェース当たり7個まで設定できます。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
ipv6 nd prefix <ipv6 prefix>/<prefixlen> [{<valid lifetime> | infinite} {<preferred lifetime> | infinite}] [off-link] [no-autoconfig] ipv6 nd prefix <ipv6 prefix>/<prefixlen> no-advertise
- 情報の削除
no ipv6 nd prefix <ipv6 prefix>/<prefixlen>
[入力モード]
- (config-if)
-
イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース
- (config-subif)
-
イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース
[パラメータ]
- <ipv6 prefix>
-
ルータ広告で送信するIPv6プレフィックス情報を設定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
IPv6グローバルプレフィックスを指定します。
注 <ipv6 prefix>の<prefixlen>で指定した以降のビットは0にしてください。
-
- <prefixlen>
-
プレフィックス長を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
1〜128(10進数)を指定します。通常は64を指定してください。
-
- no-advertise
-
プレフィックス情報を送信しないことを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
プレフィックス情報を送信します。
-
値の設定範囲
なし
-
- {<valid lifetime> | infinite}
-
ルータ広告で送信するアドレス有効生存期間情報(広告したプレフィックス情報の消滅時間)の値(秒)を指定します。
infiniteを指定すると,<valid lifetime>に4294967295(10進数)が指定されたことと同じ意味となります。
-
本パラメータ省略時の初期値
2592000(30日)
-
値の設定範囲
<valid lifetime>に0または最大広告間隔時間〜4294967295(10進数)を指定します。
注 最大広告間隔時間はipv6 nd ra-intervalコマンドで指定します。
-
- {<preferred lifetime> | infinite}
-
ルータ広告で送信するアドレス推奨生存期間情報(広告したプレフィックス情報を通信に使用しなくなるまで)の値(秒)を指定します。
infiniteを指定すると,<preferred lifetime>に4294967295(10進数)が指定されたことと同じ意味となります。
-
本パラメータ省略時の初期値
604800(7日)
-
値の設定範囲
<preferred lifetime>に0または最大広告間隔時間〜4294967295(10進数)を指定します。
なお,<preferred lifetime>には<valid lifetime>以下の値を指定してください。<preferred lifetime>に<valid lifetime>より大きい値が設定された場合,ルータ広告で送信するアドレス推奨生存期間情報の値は,<valid lifetime>と同じ値になります。
注 最大広告間隔時間はipv6 nd ra-intervalコマンドで指定します。
-
- off-link
-
ルータ広告で送信するプレフィックスが同一リンクに存在しないことを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
リンク上に存在することを指定します。
-
値の設定範囲
なし
-
- no-autoconfig
-
ルータ広告で送信するプレフィックス情報を使用するフラグを設定しません。このフラグが設定されない場合,ルータ広告を受信した端末はプレフィックス情報を使用しません。通常は本パラメータを設定しないでください。
-
本パラメータ省略時の初期値
プレフィックス情報を使用するフラグが設定されます。
-
値の設定範囲
なし
-
[コマンド省略時の動作]
次の初期値で動作します。
-
IPv6プレフィックス = 該当インタフェースプレフィックス
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
ipv6 nd ra-interval