コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


dot1q-ethertype(イーサネットインタフェース)

ポートが付けるVLANTagのTPID(Tag Protocol IDentifier)値を設定します。標準以外のTPID値を使用しているネットワークと接続する場合に設定します。

グローバルコンフィグレーションモードのdot1q ethertypeコマンドで装置にTPID値を設定してある場合,本コマンドでポートに設定したTPID値が優先されます。

[入力形式]

情報の設定・変更
dot1q-ethertype <hex>
情報の削除
no dot1q-ethertype

[入力モード]

(config-if)

イーサネットインタフェース

[パラメータ]

<hex>

ポートが付けるVLAN TagのTPID値を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    4桁の16進数

[コマンド省略時の動作]

グローバルコンフィグレーションモードのdot1q ethertypeコマンドで装置にTPID値を設定している場合は,その設定値をTPID値とします。設定していない場合は,TPID値は0x8100となります。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 次の場合は,一時的に通信で使用するTPID値が0x8100となることがあります。

    • 装置にTPID値を設定してある状態で,本コマンドでポートのTPID値を削除した場合

    • 本コマンドで設定済みのポートのTPID値を変更した場合

  2. ポート単位のTPID値は装置で2種類まで指定できます。すでに2種類のTPID値を設定済みの場合に,TPID値を変更するときは,変更対象のTPID値を設定した全ポートを同時に変更するか,いったん削除してから設定し直してください。

[関連コマンド]

dot1q ethertype (global)