コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


forwarding-table allocation

IPv4ユニキャスト経路,IPv4マルチキャスト経路,IPv6ユニキャスト経路,IPv6マルチキャスト経路,MACアドレス,ARPエントリ,およびNDPエントリの装置当たりの最大エントリ数配分パターンを設定します。これによって,運用形態に応じたエントリ数で運用できるようになります。

本コマンドとhardware profileコマンドの設定によって,PSU当たりのユニキャスト・マルチキャスト・レイヤ2スイッチ機能での最大エントリ数の配分を変更します。運用形態に応じた配分パターンに変更することで,必要な機能を集中して使用できるようになります。

[入力形式]

AX8600Sの場合
情報の設定・変更
forwarding-table allocation {default | vlan | access | custom <key info>}
AX8300Sの場合
情報の設定・変更
forwarding-table allocation {default | vlan | custom <key info>}

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

AX8600Sの場合

{default | vlan | access | custom <key info>}

IPv4ユニキャスト経路,IPv4マルチキャスト経路,IPv6ユニキャスト経路,IPv6マルチキャスト経路,MACアドレス,ARPエントリ,およびNDPエントリの配分パターンを指定します。

default

各ハードウェアプロファイルに適した標準的な配分パターンです。

vlan

MACアドレスエントリを重視した配分パターンを設定します。

access

ARPエントリおよびNDPエントリを重視した配分パターンを設定します。

custom <key info>

ユーザカスタマイズ配分パターンを設定します。<key info>はユーザカスタマイズ配分パターンのキー情報です。

このパラメータは,支援用の高機能スクリプトで設定します。詳細は「コンフィグレーションガイド Vol.1」 「12.2.5 経路系テーブルカスタマイズ配分の設定手順」を参照してください。

ハードウェアプロファイルによって,設定できる配分パターンが異なります。経路配分パターンについては,「コンフィグレーションガイド Vol.1」 「12.2.5 経路系テーブルカスタマイズ配分の設定手順」を参照してください。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <key info>は0〜9,a〜fの32文字の文字列で構成されます。

AX8300Sの場合

{default | vlan | custom <key info>}

IPv4ユニキャスト経路,IPv4マルチキャスト経路,IPv6ユニキャスト経路,IPv6マルチキャスト経路,MACアドレス,ARPエントリ,およびNDPエントリの配分パターンを指定します。

default

各ハードウェアプロファイルに適した標準的な配分パターンです。

vlan

MACアドレスエントリを重視した配分パターンを設定します。

custom <key info>

ユーザカスタマイズ配分パターンを設定します。<key info>はユーザカスタマイズ配分パターンのキー情報です。

このパラメータは,支援用の高機能スクリプトで設定します。詳細は「コンフィグレーションガイド Vol.1」 「12.2.5 経路系テーブルカスタマイズ配分の設定手順」を参照してください。

ハードウェアプロファイルによって,設定できる配分パターンが異なります。経路配分パターンについては,「コンフィグレーションガイド Vol.1」 「3.2 収容条件」を参照してください。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <key info>は0〜9,a〜fの32文字の文字列で構成されます。

[コマンド省略時の動作]

経路配分パターンはdefaultで動作します。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,PSUを再起動することで反映されます。

[注意事項]

  1. 本パラメータを利用する場合,設定する配分パターンによっては,エントリ数が0となるプロトコル(機能)があります(例えば,ipv6-uniのIPv4マルチキャスト経路,IPv6マルチキャスト経路など)。この場合,そのプロトコル(機能)についてのコンフィグレーションが設定されていても,通信はできません。

  2. 配分パターンを変更する場合は,設定エントリ数が変更後の経路テーブルエントリの配分パターンの収容条件以内である必要があります。

[関連コマンド]

hardware profile