コンフィグレーションガイド Vol.2


15.2.3 DSCP書き換えの設定

特定のフローに対してDSCPを書き換える場合の例を次に示します。

[設定のポイント]

フレーム受信時に宛先IPアドレスによってフロー検出をして,DSCP値を書き換える設定をします。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST2

    IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST2)を作成します。本リストを作成すると,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。

  2. (config-ip-qos)# qos ip any host 192.0.2.10 action replace-dscp 63

    192.0.2.10のIPアドレスを宛先として,DSCP値を63に書き換えるIPv4 QoSフローリストを設定します。

  3. (config-ip-qos)# exit

    IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。

  4. (config)# interface port-channel 10.30

    ポートチャネルサブインタフェース10.30のコンフィグレーションモードに移行します。

  5. (config-subif)# ip qos-flow-group QOS-LIST2 in

    受信側にIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST2)を適用します。