コンフィグレーションガイド Vol.2


15.2.2 ユーザ優先度書き換えの設定

特定のフローに対してユーザ優先度を書き換える場合の例を次に示します。

[設定のポイント]

フレーム送信時に宛先IPアドレスによってフロー検出をして,ユーザ優先度を書き換える設定をします。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST1

    IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST1)を作成します。本リストを作成すると,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。

  2. (config-ip-qos)# qos ip any host 192.0.2.10 action replace-user-priority 6

    192.0.2.10のIPアドレスを宛先として,ユーザ優先度を6に書き換えるIPv4 QoSフローリストを設定します。

  3. (config-ip-qos)# exit

    IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。

  4. (config)# interface gigabitethernet 1/2.30

    イーサネットサブインタフェース1/2.30のコンフィグレーションモードに移行します。

  5. (config-subif)# ip qos-flow-group QOS-LIST1 out

    送信側にIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST1)を適用します。