コンフィグレーションガイド Vol.2


4.2.2 VLANトンネリングの設定

〈この項の構成〉

(1) アクセス回線,バックボーン回線の設定

[設定のポイント]

VLANトンネリング機能はポートVLANを使用し,アクセス回線をトンネリングポート,バックボーン回線をトランクポートで設定します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 1/1

    ポート1/1のコンフィグレーションモードに移行します。

  2. (config-if)# switchport mode dot1q-tunnel

    (config-if)# switchport access vlan 10

    (config-if)# exit

    ポート1/1をトンネリングポートに設定します。また,VLAN 10を設定します。

  3. (config)# interface gigabitethernet 2/1

    ポート2/1のコンフィグレーションモードに移行します。

  4. (config-if)# switchport mode trunk

    (config-if)# switchport trunk allowed vlan 10

    ポート2/1をトランクポートに設定します。また,VLAN 10を設定します。

    ポート2/1はVLAN 10のTaggedフレームを扱うバックボーン回線となります。

(2) バックボーン回線のジャンボフレームの設定

[設定のポイント]

バックボーン回線はVLAN Tagをスタックするため通常より4バイト以上大きいサイズのフレームを扱います。そのため,ジャンボフレームを設定する必要があります。

[コマンドによる設定]

ジャンボフレームのコンフィグレーションについては,「コンフィグレーションガイド Vol.1」 「18.3.8 ジャンボフレームの設定」を参照してください。