コンフィグレーションガイド Vol.1


18.3.2 イーサネットインタフェースの設定

イーサネットインタフェースは,接続するインタフェースに対応するコマンドで該当するモードに移行してから,コンフィグレーションを設定します。ポートの種類とモード移行コマンドの対応を次の表に示します。

表18‒17 ポートの種類とモード移行コマンドの対応

ポートの種類

モード移行コマンド

10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-Tポート

interface gigabitethernet

SFPポート

interface gigabitethernet

SFP+ポート

interface tengigabitethernet

SFP+/SFP共用ポート

interface tengigabitethernet

QSFP+ポート

interface fortygigabitethernet

QSFP28ポート

interface hundredgigabitethernet

CFPポート

interface hundredgigabitethernet

〈この項の構成〉

(1) インタフェースに対するコンフィグレーションの設定

[設定のポイント]

イーサネットのコンフィグレーションでは,複数のコマンドでコンフィグレーションを設定することがあります。そのとき,コンフィグレーションの設定が完了していない状態でイーサネットがリンクアップ状態になると期待した通信ができません。したがって,最初にイーサネットをシャットダウンしてから,コンフィグレーションの設定が完了したあとにイーサネットのシャットダウンを解除することを推奨します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 1/10

    イーサネットインタフェース1/10のコンフィグレーションモードに移行します。

  2. (config-if)# shutdown

    イーサネットインタフェースをシャットダウンします。

  3. (config-if)# *****

    イーサネットインタフェースに対するコンフィグレーションを設定します。

  4. (config-if)# no shutdown

    イーサネットインタフェースのシャットダウンを解除します。

(2) インタフェースのシャットダウン

イーサネットをシャットダウンするには,該当するイーサネットインタフェースのコンフィグレーションモードに移行して,shutdownコマンドを実行します。使用しないポートはシャットダウンしておいてください。また,この設定によってポートの電力をOFFにします。

なお,運用コマンドinactivateでイーサネットの運用を停止することもできます。ただし,inactivateコマンドでinactive状態とした場合は,装置を再起動するとイーサネットがactive状態になります。イーサネットをシャットダウンした場合は,装置を再起動してもイーサネットはdisable状態のままとなり,active状態にするためにはコンフィグレーションでno shutdownを設定してシャットダウンを解除する必要があります。