コンフィグレーションガイド Vol.1


6.4.4 MCを使用したファイル転送

MCにファイル転送をするときはcpコマンドを使用します。

〈この項の構成〉

(1) バックアップコンフィグレーションファイルを本装置に転送する場合

バックアップコンフィグレーションファイルを格納するディレクトリ(/usr/home/operator)にバックアップコンフィグレーションファイルをMCから転送後,運用コマンドcopyを使用してスタートアップコンフィグレーションにコピーします。cpコマンドを使用してバックアップコンフィグレーションファイルを本装置に転送する例を次の図に示します。

図6‒58 バックアップコンフィグレーションファイルのMCから本装置へのファイル転送例(cpコマンド)
> cd /usr/home/operator
> cp mc-file backup.cnf backup.cnf                           <-1
> enable
# copy /usr/home/operator/backup.cnf startup-config          <-2
User account information is set in the configuration file.
The home directory of any deleted users will be deleted.
Are you sure you want to copy the configuration file to startup-config? (y/n): y
                                                             <-3
#
  1. バックアップコンフィグレーションファイルをMCから転送します。

  2. backup.cnfのバックアップコンフィグレーションファイルをスタートアップコンフィグレーションにコピーします。

  3. 入れ替えてよいかどうかの確認です。

(2) バックアップコンフィグレーションファイルをMCに転送する場合

本装置に格納したバックアップコンフィグレーションファイルをMCに転送する例を次の図に示します。

図6‒59 バックアップコンフィグレーションファイルのMCへのファイル転送例
> cd /usr/home/operator
> enable
# copy running-config backup.cnf                          <-1
Are you sure you want to copy the configuration file to /usr/home/operator/backup.cnf? (y/n): y
# exit
> cp backup.cnf mc-file backup.cnf                        <-2
>
  1. ランニングコンフィグレーションをバックアップコンフィグレーションファイルにコピーします。

  2. バックアップコンフィグレーションファイルをMCへ転送します。