トラブルシューティングガイド
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tでトラブルが発生した場合は,次の順序で障害を切り分けてください。
- ログの確認
ログの内容および対応については,「メッセージ・ログレファレンス」を参照してください。
- 障害解析方法に従った原因の切り分け
次の表に示す障害解析方法に従って原因を切り分けてください。
表3-5 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tのトラブル発生時の障害解析方法
項番 確認内容・コマンド 原因 対応 1 該当ポートの障害統計情報で,Link downがカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
- show interfaces
回線品質が低下している ケーブルの種別が正しいか確認してください。種別については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 本装置の設定が次の場合は,ピンマッピングがMDI-Xであるか確認してください。
- 該当ポートの設定が固定接続である
- 該当ポートの設定がオートネゴシエーションかつ自動MDI/MDIX機能を無効にしている
ケーブル長を確認してください。ケーブル長については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 ケーブルの接続が正しいか確認してください。 本装置でサポートしている接続インタフェースに交換してください。本装置でサポートしている接続インタフェースについては,「コンフィグレーションガイド」を参照してください。 2 該当ポートの受信系エラー統計情報で,CRC errorsまたはSymbol errorsがカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
- show interfaces
回線品質が低下している ケーブルの種別が正しいか確認してください。種別については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 本装置の設定が次の場合は,ピンマッピングがMDI-Xであるか確認してください。
- 該当ポートの設定が固定接続である
- 該当ポートの設定がオートネゴシエーションかつ自動MDI/MDIX機能を無効にしている
ケーブル長を確認してください。ケーブル長については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 ケーブルの接続が正しいか確認してください。 本装置でサポートしている接続インタフェースに交換してください。本装置でサポートしている接続インタフェースについては,「コンフィグレーションガイド」を参照してください。 3 該当ポートの障害統計情報で,MDI cross over changedがカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
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ケーブルのピンマッピングが不正である ピンマッピングを正しく修正してください。ピンマッピングについては,「コンフィグレーションガイド」を参照してください。 4 該当ポートのポート情報で,回線種別および回線速度が正しいか確認してください。不正な回線種別または回線速度の場合,原因と対応欄を参照してください。
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ケーブルが適合していない ケーブルの種別が正しいか確認してください。種別については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 回線速度とduplexが相手装置と不一致である コンフィグレーションコマンドspeedおよびduplexの設定を相手装置と合わせてください。 上記以外の場合 オートネゴシエーションで特定の速度を使用する場合は,オートネゴシエーションの回線速度を設定してください。詳細は,「コンフィグレーションガイド」を参照してください。 5 該当ポートの受信系エラー統計情報で,Long framesがカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
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受信できるフレーム長を超えたパケットを受信している ジャンボフレームの設定を相手装置と合わせてください。
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