コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
テンプレートの任意の位置にコンフィグレーションコマンドを挿入します。本コマンドの実行後,insertモードに移行します。
insertモードでは,テンプレート内で挿入したい位置にあるコンフィグレーションコマンドを指定します。指定したコンフィグレーションコマンドの上の行に,本コマンドのパラメータで指定したコンフィグレーションコマンドが挿入されます。コンフィグレーションコマンドの指定後は,templateモードに戻ります。
[入力形式]
- 情報の設定
insert <command> [<parameter>] [$<parameter>] [$<parameter>#<index>] [...] insert no <command> [<parameter>] [$<parameter>] [$<parameter>#<index>] [...]
[入力モード]
templateモード
[パラメータ]
- <command>
- テンプレートに挿入するコンフィグレーションコマンドを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
本装置でサポートしているコマンドを指定します。
- <parameter>
- テンプレートに挿入するコンフィグレーションコマンドのパラメータを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
<command>パラメータで指定したコマンドに従います。
- 値の設定範囲
<command>パラメータで指定したコマンドのパラメータを指定します。
- $<parameter>
- テンプレートに挿入するコンフィグレーションコマンドのパラメータに,指定したテンプレートパラメータを適用します。
- 本パラメータ省略時の初期値
なし
- 値の設定範囲
templateコマンドで設定したテンプレートパラメータのうち,適用する文字列を指定します。
- $<parameter>#<index>
- テンプレートに挿入するコンフィグレーションコマンドのパラメータに,指定したテンプレートパラメータを適用します。同一のテンプレートに,パラメータも含めて完全一致するコンフィグレーションコマンドを複数設定する場合は,異なる値の<index>を使用して設定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
なし
- 値の設定範囲
$<parameter>にはtemplateコマンドで設定したテンプレートパラメータのうち,適用する文字列を指定します。
<index>には1〜99の数値を指定します。
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
apply-templateコマンド実行時に,テンプレートに設定したコンフィグレーションコマンドを反映します。
[注意事項]
- insertモードでは,本コマンドを実行した階層と同じ階層にあるコンフィグレーションコマンドのシンタックスを,パラメータ値を含めて完全一致する形で指定してください。
- insertモードでtopコマンド,endコマンド,またはquit(exit)コマンドを指定した場合は,コマンドを挿入しないでinsertモードを抜けます。
- テンプレートに,パラメータ値を含めて完全一致するコマンド文字列のコンフィグレーションコマンドがすでに存在する場合,そのコンフィグレーションコマンドは挿入できません。
- 本コマンドおよびinsertモードで指定するコンフィグレーションコマンドには,コマンドシンタックスとパラメータ値を含めて,本装置でサポートしているコンフィグレーションコマンドを指定してください。サポートしていないコマンドシンタックスおよびパラメータ値を指定した場合は,エラーが発生します。
[関連コマンド]
なし
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