コンフィグレーションガイド Vol.3
本装置のBFDがサポートする機能の一覧を次の表に示します。
表30-1 BFDサポート状況
機能 サポート BFDバージョン 1 ○ 動作モード 非同期モード ○ 要求モード × エコー機能 × 認証 × マルチホップ ○ グレースフル・リスタートとの連携 ○ インタフェース イーサネットインタフェース ○ イーサネットサブインタフェース ○ ポートチャネルインタフェース ○ ポートチャネルサブインタフェース ○ VLANインタフェース ○ マネージメントポート × シリアル接続ポート(AUX) × ループバックインタフェース × Nullインタフェース × 連携プロトコル スタティックルーティング ○ RIP,RIPng × OSPF ○ OSPFv3 ○ BGP4 ○ BGP4+ ○ (凡例) ○:サポートする ×:サポートしない
本装置はBFDのバージョン1をサポートします。それ以外のバージョンのBFDパケットを受信した場合は,該当パケットを廃棄します。要求モードの使用を要求するBFDパケットを受信した場合は,要求モードをサポートしない旨を応答して非同期モードで動作します。エコー機能および認証を利用したBFDパケットを受信した場合は,該当パケットを廃棄してBFDセッションを確立しません。
BFDは,自装置がグレースフル・リスタートに対応しているかを,BFDパケットで対向装置に広告します。これによって,グレースフル・リスタート中に発生したBFDセッションのダウンが障害によるものか,グレースフル・リスタートによるものかを識別できるようになります。なお,グレースフル・リスタートの影響によるダウンは,障害として扱いません。本装置はグレースフル・リスタートに対応していて,BFD監視を継続できるとして広告します。また,対向装置がグレースフル・リスタート中でも,障害を検出できます。
なお,サポートしていないインタフェースをネクストホップにすると,BFDセッションはダウンします。BFDを使用する場合は,マネージメントポートをネクストホップに設定しないでください。
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