コンフィグレーションガイド Vol.3
- [設定のポイント]
- 仮想ルータへ仮想IPv4アドレスを設定します。仮想ルータへ仮想IPv4アドレスを設定すると,仮想ルータは動作を開始します。仮想ルータへ設定できるIPv4アドレスは一つだけです。
- 仮想ルータに設定するIPv4アドレスと仮想ルータを設定するインタフェースのIPv4アドレスが同じ場合,仮想ルータはIPアドレス所有者となり,優先度が255(固定)となります。
- 仮想IPv4アドレスを設定する仮想ルータIDは,同一IPサブネットワーク内でユニークとなるように設定してください。
- [コマンドによる設定]
- (config)# interface gigabitethernet 2/3
(config-if)# ip address 192.168.10.10 255.255.255.0
ギガビット・イーサネットインタフェース2/3に仮想ルータを設定するため,まずgigabitethernet 2/3のコンフィグレーションモードに移行します。イーサネットインタフェースへIPv4アドレスを設定していない場合は,ここでIPv4アドレスを設定します。
- (config-if)# vrrp 1 ip 192.168.10.1
仮想ルータID 1の仮想ルータへ仮想IPv4アドレス192.168.10.1を設定します。
- [注意事項]
- 仮想ルータへIPアドレスを設定すると,仮想ルータは動作を始めます。ほかの仮想ルータの優先度設定によっては,仮想ルータがマスタとして追加される場合もあります。
- 装置に仮想ルータを64個以上設定する場合は,「12.2.6 ADVERTISEMENTパケット送信間隔の設定」を参照してADVERTISEMENTパケットの送信間隔を調整してください。
All Rights Reserved, Copyright(C), 2014, 2020, ALAXALA Networks, Corp.