コンフィグレーションガイド Vol.2
- <この項の構成>
- (1) L2ループ検知のID設定について
- (2) 二重化構成での自動active状態設定について
- (3) inactive状態にしたポートを自動的にactive状態にする機能(自動復旧機能)について
(1) L2ループ検知のID設定について
同一ネットワーク内の複数の本装置でL2ループ検知を動作させる場合,IDには各装置でユニークな値を設定してください。同一の値を設定すると,ループ障害が発生しても検知できません。
(2) 二重化構成での自動active状態設定について
自動的にactive状態にする設定をしていても,ループ障害検知でポートがinactive状態のときに系切替が発生すると,新運用系BCUではそのポートはinactive状態のままです。その場合は,運用コマンドactivateでそのポートをactive状態にしてください。
(3) inactive状態にしたポートを自動的にactive状態にする機能(自動復旧機能)について
スタティックリンクアグリゲーション上で自動復旧機能を使用する場合は,次の点に注意してください。
- 回線速度を変更(ネットワーク構成の変更)する場合は,該当チャネルグループに異速度混在モードを設定してください。異速度混在モードを設定しないで回線速度を変更中にループを検知した場合,該当チャネルグループで自動復旧機能が動作しないおそれがあります。
- オートネゴシエーションで接続する場合は,回線速度を指定してください。指定しないと,回線品質の劣化などによって一時的に回線速度が異なる状態になり,低速回線が該当チャネルグループから離脱することがあります。この状態でループを検知した場合,該当チャネルグループで自動復旧機能が動作しないおそれがあります。
自動復旧機能が動作しない場合は,ループ原因を解消したあと,運用コマンドactivateでポートをactive状態にしてください。
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