コンフィグレーションガイド Vol.2
優先度決定は,どのシェーパユーザ内のユーザ送信キューからフレームを出力するかを決定する機能です。本装置では,次の2種類の方法で優先度を決定します。
- ユーザ優先度マッピング
VLAN Tagの付いたフレームのユーザ優先度によって自動でキュー番号を決定します。
- フロー検出による優先度決定
QoSフローの優先度変更によってユーザ送信キューを決定します。
- <この項の構成>
- (1) ユーザ優先度マッピング
- (2) フロー検出による優先度決定
(1) ユーザ優先度マッピング
VLAN Tagの付いたフレームのユーザ優先度によって,自動でユーザ送信キュー番号を決定する方式です。
ユーザ優先度に使用するVLAN Tagとして,1段目のVLAN Tagまたは2段目のVLAN Tagのどちらかを選択できます。VLAN Tagの付いていないフレームに対してはユーザ優先度マッピングをしないで,フロー検出で決定した優先度またはデフォルトの優先度によって,ユーザ送信キュー番号を決定します。
ユーザ優先度マッピングするユーザ送信キューの番号は,使用するキュー数によって異なります。ユーザ優先度とユーザ送信キュー番号の対応を次の表に示します。
表19-5 ユーザ優先度とユーザ送信キュー番号の対応
ユーザ優先度 ユーザ優先度で決定するユーザ送信キュー番号 8キュー時 4キュー時 0 1 1 1 2 2 3 2 3 4 4 5 3 5 6 6 7 4 7 8
(2) フロー検出による優先度決定
QoSフローの優先度変更によってユーザ送信キューを決定します。優先度変更については,「16. 優先度変更」を参照してください。
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