コンフィグレーションガイド Vol.2
- <この項の構成>
- (1) 他機能との共存
- (2) MSTリージョンについて
- (3) トポロジの収束に時間が掛かる場合について
(1) 他機能との共存
「1.3 レイヤ2スイッチ機能と他機能の共存について」を参照してください。
(2) MSTリージョンについて
本装置と他装置で扱えるVLANの範囲が異なることがあります。そのような装置を同じMSTリージョンとして扱いたい場合は,該当VLANをMSTインスタンス0に所属させてください。
(3) トポロジの収束に時間が掛かる場合について
CISTのルートブリッジまたはMSTインスタンスのルートブリッジで,次の表に示すイベントが発生すると,トポロジが落ち着くまでに時間が掛かる場合があります。その間,通信が途絶えたり,MACアドレステーブルのクリアが発生したりします。
表6-16 ルートブリッジでのイベント発生
イベント 内容 イベントの発生したルートブリッジ種別 影響トポロジ コンフィグレーション変更 リージョン名※1,リビジョン番号※2,またはインスタンス番号とVLANの対応※3をコンフィグレーションで変更し,リージョンを分割または同じにする場合 CISTのルートブリッジ CIST MSTインスタンス0(IST)でのルートブリッジ CIST MSTインスタンス1以降でのルートブリッジ 該当MSTインスタンス ブリッジ優先度をコンフィグレーションコマンドspanning-tree mst root priorityで下げた(現状より大きな値を設定した)場合 CISTのルートブリッジ CIST MSTインスタンス1以降でのルートブリッジ 該当MSTインスタンス その他 本装置が停止した場合 CISTのルートブリッジ CIST MSTインスタンス0(IST)でのルートブリッジ CIST MSTインスタンス1以降でのルートブリッジ 該当MSTインスタンス 本装置と接続している対向装置で,ループ構成となっている本装置の全ポートがダウンした場合(本装置が該当ループ構成上ルートブリッジではなくなった場合) CISTのルートブリッジ CIST MSTインスタンス0(IST)でのルートブリッジ CIST MSTインスタンス1以降でのルートブリッジ 該当MSTインスタンス
- 注※1
- MSTコンフィグレーションモードのコンフィグレーションコマンドname
- 注※2
- MSTコンフィグレーションモードのコンフィグレーションコマンドrevision
- 注※3
- MSTコンフィグレーションモードのコンフィグレーションコマンドinstance
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