コンフィグレーションガイド Vol.1

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19.1.2 リンクアグリゲーションの構成

<この項の構成>
(1) ポートの追加および削除
(2) ポートの集約および離脱
(3) チャネルグループのUPおよびDOWN
(4) 切り替えおよび切り戻し
(5) 構成例

(1) ポートの追加および削除

チャネルグループを構成するポートは,コンフィグレーションで設定します。コンフィグレーションによるポートの設定を追加,コンフィグレーションによるポートの削除を削除と呼びます。

(2) ポートの集約および離脱

ポートをチャネルグループとして動作させることを集約,チャネルグループとしての動作からポートを除外することを離脱と呼びます。

(3) チャネルグループのUPおよびDOWN

チャネルグループ内のポートが一つでも集約されると,チャネルグループはUPとなります。UPになるとチャネルグループを使用して通信できます。

チャネルグループ内のポートがすべて離脱すると,チャネルグループはDOWNとなります。DOWNになるとチャネルグループを使用した通信が停止します。

(4) 切り替えおよび切り戻し

フレーム送信ポートは集約しているポートから選択します。フレーム送信ポートが障害などによって変更となる動作を切り替え,障害から復旧してフレーム送信ポートが元のポートに戻る動作を切り戻しと呼びます。

(5) 構成例

リンクアグリゲーションの構成例を次の図に示します。この例では四つのポートを集約しています。集約しているポートのうちの一つが障害となった場合には,チャネルグループから離脱して,残りのポートでチャネルグループとして通信を継続します。

図19-1 リンクアグリゲーションの構成例

[図データ]

  1. 4ポートを集約しています。フレームはポート1/1から送信します。
  2. ポート1/1に障害が発生したため,チャネルグループから離脱します。また,フレーム送信ポートを切り替えます。
  3. 離脱したポート1/1を除いた3ポートを集約しています。フレームはポート4/1から送信します。
  4. ポート1/1が障害から復旧したため,チャネルグループに集約します。また,フレーム送信ポートを切り戻します。

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