運用コマンドレファレンス Vol.1
NIF情報およびポートのsummary情報を表示します。
[入力形式]
show nif [<nif no.>]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- <nif no.>
- NIF番号を指定します。指定できるNIF番号の値の範囲は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- 本パラメータ省略時の動作
- 本装置内の全NIFが指定対象となります。
[実行例]
図12-1 NIF番号を指定した実行結果
>show nif 1 Date 20XX/04/01 12:00:00 UTC NIF1: active(restart required) 12-port 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T retry:0 Average:103Mbps/24Gbps Peak:150Mbps at 08:10:30 Port1: active up 1000BASE-T full(auto) 0012.e240.0a04 Bandwidth:1000000kbps Average out:20Mbps Average in:10Mbps description: test lab area network Port2: active up 1000BASE-T full(auto) 0012.e240.0a05 Bandwidth:1000000kbps Average out:0Mbps Average in:0Mbps description: computer management floor network Port3: active up 1000BASE-T full(auto) 0012.e240.0a06 Bandwidth:1000000kbps Average out:2Mbps Average in:1Mbps : : : >
[表示説明]
表12-1 NIF情報表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 NIF NIF番号 NIF状態※1 active 運用系として稼働中 initialize 初期化中 fault 障害中 inactive
- inactivateコマンドによる運用停止状態
- コンフィグレーションの設定が不十分,または搭載ボードと不一致の状態
- 搭載誤りによる起動不可状態
notconnect
- 未搭載
- 未使用(シングルサイズのNIFを搭載時,+2したNIF番号は本表示となります)
disable コンフィグレーションコマンドno power enableによる運用停止状態 power shortage 電力不足による運用停止状態 notsupport 未サポートのNIF搭載による運用停止状態 (NIF更新状態)※2 update executing HDC更新中 restart required HDC適用またはコンフィグレーション変更のため,NIFの再起動が必要 update failed HDC更新に失敗 NIF種別 12-port 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T・12回線 24-port 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T・24回線 12-port 1000BASE-X(SFP) 1000BASE-X・SFP・12回線 24-port 1000BASE-X(SFP) 1000BASE-X・SFP・24回線 6-port 10GBASE-R(SFP+) 1/10GBASE-R・SFP/SFP+・6回線 12-port 10GBASE-R(SFP+) 10GBASE-R・SFP+・12回線 4-port 40GBASE-R(QSFP+) 40GBASE-R・QSFP+・4回線 1-port 100GBASE-R(QSFP28) 100GBASE-R・QSFP28・1回線 1-port 100GBASE-R(CFP) 100GBASE-R・CFP・1回線 - NIF種別が不明です。
次の場合に本表示となります。
- NIFが未搭載
- 未サポートNIFが搭載されている
retry NIFが障害によって再起動した回数※3 Average コマンド実行した時刻の前1分のNIF当たりの平均の使用帯域を表示(NIF当たりの使用回線帯域/NIF当たりの最大帯域)。
本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位に対して四捨五入を行い表示。
bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。Peak コマンド実行した時刻の前24時間のNIF当たりの使用回線帯域の最大値および時刻(時:分:秒)を表示。
本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位に対して四捨五入を行い表示。
bpsの算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。注※1 情報が取得できない場合は"-"を表示します。
注※2 HDCの更新を実施していない,またはコンフィグレーションの変更によるNIFの再起動要求がない状態では,本情報は表示されません。HDC更新中(update executing)が表示された場合は,HDCの更新が完了するまで待ってください。HDC更新に失敗(update failed)が表示された場合は,update softwareコマンドで再度アップデートしてください。
注※3 NIFが障害によって再起動した回数は,1時間ごとに初期化されます。また,次の場合も初期化されます。
- PSUの再起動を伴うメモリダンプ採取によってPSUの運用を停止した場合
- PSUの障害によってPSUの運用を停止した場合
- inactivate psuコマンドでPSUの運用を停止した場合
- コンフィグレーションコマンドno power enable psuでPSUの運用を停止した場合
- PSUを抜去した場合
- reload psuコマンドでPSUを再起動した場合
- inactivate nifコマンドでNIFの運用を停止した場合
- コンフィグレーションコマンドno power enable nifでNIFの運用を停止した場合
- NIFを抜去した場合
- reload nifコマンドでNIFを再起動した場合
表12-2 ポート情報表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 Port ポート番号 ポート状態 ポート状態については,各show interfacesコマンドの表示項目<ポート状態>を参照してください。 回線種別 回線種別については,各show interfacesコマンドの表示項目<回線種別>を参照してください。 MACアドレス 該当ポートのMACアドレス トランシーバ種別※ トランシーバ種別については,各show interfacesコマンドの表示項目<トランシーバ種別>を参照してください。 トランシーバ状態※ トランシーバ状態については,各show interfacesコマンドの表示項目<トランシーバ状態>を参照してください。 Bandwidth Bandwidthについては,各show interfacesコマンドの表示項目<Bandwidth>を参照してください。 Average out Average outについては,各show interfacesコマンドの表示項目<Average out>を参照してください。 Average in Average inについては,各show interfacesコマンドの表示項目<Average in>を参照してください。 description descriptionについては,各show interfacesコマンドの表示項目<description>を参照してください。 注※ トランシーバが交換可能なNIFの場合に表示します。
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表12-3 show nifコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 The command cannot be executed in the standby system. このコマンドは待機系では実行できません。 The command cannot be executed. Try again. コマンドを実行できません。再実行してください。 The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration. このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。 The NIF number is invalid. (NIF number = <nif no.>) NIF番号が範囲外です。指定パラメータを確認してください。
<nif no.>:NIF番号
[注意事項]
なし
All Rights Reserved, Copyright(C), 2014, 2019, ALAXALA Networks, Corp.