コンフィグレーションガイド Vol.3

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11.2.4 DHCPv6パケットを複数のDHCPv6リレーエージェントを経由してサーバへ転送する設定

[設定のポイント]
一段目のDHCPv6リレーエージェント(本装置A)で,サーバ宛てDHCPv6パケットの転送先として二段目のDHCPv6リレーエージェント(本装置B)のIPv6アドレスを設定します。

図11-7 複数のDHCPv6リレーエージェントを経由する構成

[図データ]

[コマンドによる設定]
  1. (config)# interface gigabitethernet 1/5
    (config-if)# ipv6 enable
    (config-if)# ipv6 address 2001:db8:1::1/64
    (config-if)# exit
    クライアントと接続するインタフェースにあらかじめIPv6アドレスを設定しておきます。
     
  2. (config)# interface gigabitethernet 1/7
    (config-if)# ipv6 enable
    (config-if)# ipv6 address 2001:db8:2::2/64
    (config-if)# exit
    項番1と同様に,サーバへ転送するインタフェースにもあらかじめIPv6アドレスを設定しておきます。
     
  3. (config)# interface gigabitethernet 1/5
    (config-if)# ipv6 dhcp relay destination 2001:db8:2::1
    (config-if)# exit
    クライアントと接続するインタフェースに,サーバ宛てDHCPv6パケットの転送先として二段目のDHCPv6リレーエージェントでクライアントと接続するインタフェースのIPv6アドレスを設定します。
     
  4. (config)# ipv6 dhcp relay static-route-setting
    委任したプレフィックスからIPv6スタティック経路を自動で生成する設定をします。
     
  1. (config)# interface gigabitethernet 1/5
    (config-if)# ipv6 enable
    (config-if)# ipv6 address 2001:db8:2::1/64
    (config-if)# exit
    クライアントと接続するインタフェースにあらかじめIPv6アドレスを設定しておきます。
     
  2. (config)# interface gigabitethernet 1/7
    (config-if)# ipv6 enable
    (config-if)# ipv6 address 2001:db8:3::2/64
    (config-if)# exit
    項番1と同様に,サーバへ転送するインタフェースにもあらかじめIPv6アドレスを設定しておきます。
     
  3. (config)# interface gigabitethernet 1/5
    (config-if)# ipv6 dhcp relay destination 2001:db8:3::1
    (config-if)# exit
    クライアントと接続するインタフェースに,サーバ宛てDHCPv6パケットの転送先としてサーバのIPv6アドレスを設定します。

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