コンフィグレーションガイド Vol.2
一つのポリサーエントリを複数のQoSフローエントリや複数のインタフェースに適用して,複数のフローをまとめて帯域を監視する場合の例を次に示します。
- [設定のポイント]
- 最大帯域監視を設定したポリサーエントリを,異なるTCPポート番号でフロー検出する二つのQoSフローエントリに設定します。このQoSフローエントリを二つのインタフェースに設定することで,四つのフローをまとめて帯域を監視します。
- [コマンドによる設定]
- (config)# policer POLICER-5 in max-rate 800M max-burst 200k
ポリサーエントリ(POLICER-5)を作成して,次に示す設定をします。
- 最大帯域監視の監視帯域:800Mbit/s
- 最大帯域監視のバーストサイズ:200kbyte
- (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST5
IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST5)を作成します。本リストを作成すると,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。
- (config-ip-qos)# qos tcp any any eq http action policer POLICER-5
宛先ポート番号がhttpのtcpフローに対してポリサーエントリ(POLICER-5)を指定したIPv4 QoSフローリストを設定します。
- (config-ip-qos)# qos tcp any any eq ftp action policer POLICER-5
宛先ポート番号がftpのtcpフローに対してポリサーエントリ(POLICER-5)を指定したIPv4 QoSフローリストを設定します。
- (config-ip-qos)# exit
IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
- (config)# interface gigabitethernet 1/3
イーサネットインタフェース1/3のコンフィグレーションモードに移行します。
- (config-if)# ip qos-flow-group QOS-LIST5 in
受信側にIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST5)を適用します。
- (config-if)# exit
イーサネットインタフェース1/3のコンフィグレーションモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
- (config)# interface gigabitethernet 1/4
イーサネットインタフェース1/4のコンフィグレーションモードに移行します。
- (config-if)# ip qos-flow-group QOS-LIST5 in
受信側にIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST5)を適用します。
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