3.2.9 ネットワークの管理
- 〈この項の構成〉
(1) ポリシーベースミラーリング
ポリシーベースミラーリングの収容条件を次の表に示します。なお,フロー検出モードによって,使用できるエントリ数の最大値が異なります。詳細は,「3.2.1 テーブルエントリ数 (4) ハードウェアプロファイルと配分パターンの関係」を参照してください。また,複数エントリを使用するアクセスリストのエントリ算出方法については,「3.2.6 フィルタ・QoS (1) フィルタ・QoSフロー (b) フロー検出条件による使用エントリ数」を参照してください。
モデル |
ポリシーベースミラーリングの最大エントリ数 |
|
---|---|---|
PRU当たり |
装置当たり |
|
AX8608R |
4000 |
8000 |
AX8616R |
4000 |
16000 |
AX8632R |
4000 |
32000 |
ポリシーベースミラーリングで使用する送信先インタフェースリストの収容条件を次の表に示します。
項目 |
エントリ数 |
---|---|
ポリシーベースミラーリングの送信先インタフェースリスト数 |
16※ |
1ポリシーベースミラーリングの送信先インタフェースリスト当たりの最大インタフェース数 |
7 |
- 注※
-
複数のアクセスリストで同一のポリシーベースミラーリングの送信先インタフェースリストを指定できます。その場合,使用するポリシーベースミラーリングの送信先インタフェースリスト数は1リストと計算します。
(2) CFM
CFMを使用できるハードウェアプロファイルを次の表に示します。
ハードウェアプロファイル |
サポート |
---|---|
router-1 |
○ |
router-1s |
× |
(凡例) ○:サポート ×:未サポート
CFMのドメイン,MA,MEP,CFMポート総数,およびリモートMEP総数の収容条件を次の表に示します。
モデル |
ドメイン数 |
MA数 |
MEP数 |
CFMポート総数※1※2 |
リモートMEP総数※2※3 |
---|---|---|---|---|---|
AX8600Rシリーズ共通 |
8/装置 |
16380/装置 |
16380/装置 |
16380/装置 |
49152/装置 |
- 注※1
-
CFMポート総数とは,CFMのフレームを送信するインタフェースの総数です。CFMポート総数は運用コマンドshow cfm summaryで確認できます。
また,MEPを設定していないMAもCFMポート総数に含みます。
- 注※2
-
CFMポート総数およびリモートMEP総数は,CCM送信間隔がデフォルト値のときの収容条件です。CCM送信間隔を変更すると,CFMポート総数およびリモートMEP総数の収容条件が変わります。CCM送信間隔によるCFMポート総数およびリモートMEP総数の収容条件を次の表に示します。
表3‒52 CCM送信間隔による収容条件 モデル
CCM送信間隔の最小値
CFMポート総数
リモートMEP総数
AX8600Rシリーズ共通
1分以上
16380
49152
10秒
4096
12288
1秒
1024
1024
- 注※3
-
リモートMEP総数とは,自装置以外のMEPの総数です。MEPからのCCM受信性能に影響します。リモートMEP総数は運用コマンドshow cfm remote-mepで確認できます。
MEPを設定できる物理ポートおよびチャネルグループの収容条件を次の表に示します。
モデル |
MEPを設定できる物理ポートおよびチャネルグループの総数※ |
---|---|
AX8600Rシリーズ共通 |
全ポート |
- 注※
-
MEPは同一ポートに対して複数設定できます。チャネルグループの場合は,チャネルグループ単位で1ポートと数えます。
CFMのデータベースの収容条件を次の表に示します。ここで示す値は,IEEE802.1agとITU-T Y.1731を合計した数です。
モデル |
MEP CCMデータベースエントリ数 |
Linktraceデータベースエントリ数※ |
---|---|---|
AX8600Rシリーズ共通 |
49152 |
2048 |
- 注※
-
1ルート当たり256装置の情報を保持する場合は,最大で8ルート分を保持します(2048÷256装置=8ルート)。