トラブルシューティングガイド


6.7.2 CCで障害を検出した

CC使用時に障害を検出した場合は,次の表に示す障害解析方法に従って原因を切り分けてください。

表6‒14 CCで検出した障害の解析方法

項番

確認内容・コマンド

対応

1

CFMのどこで障害を検出しているか確認してください。

  • show cfm fault detail

レベルの表記がMDの場合は,項番2へ。

レベルの表記がMELの場合は,項番3へ。

2

IEEE802.1agの該当するMEPで検出しているCCの障害を確認してください。

障害がOnとなっている項目を確認して,検出している障害に合わせて次のように対応してください。

  • OtherCCM

    ドメインが構成できない設定になっていないか確認してください。ドメインの構成可否については,「コンフィグレーションガイド」を参照してください。

  • ErrorCCM

    MEP IDが重複していないか,またはCCMの送信間隔が一致しているか確認してください。

  • Timeout

    レイヤ2ネットワークで障害が発生している可能性があります。ネットワーク構成を見直してください。

  • PortState

    該当するリモートMEPの回線状態を確認してください。

  • RDI

    通知元のリモートMEPで障害が発生しています。該当する装置を確認してください。

3

ITU-T Y.1731の該当するMEPで検出しているCCの障害を確認してください。

障害がOnとなっている項目を確認して,検出している障害に合わせて次のように対応してください。

  • UnexpMEL

    ドメインが構成できない設定になっていないか確認してください。ドメインの構成可否については,「コンフィグレーションガイド」を参照してください。

  • Mismerge

    MEGが構成できない設定になっていないか確認してください。

  • UnexpMEP

    同一MEG内でMEP IDが重複していないか確認してください。

  • UnexpPeriod

    CCの送信間隔がMEG内で一致しているか確認してください。

  • UnexpPriority

    CCのCoS値がMEG内で一致しているか確認してください。

  • LOC

    レイヤ2ネットワークで障害が発生している可能性があります。ネットワーク構成を見直してください。

  • RDI

    通知元のリモートMEPで障害が発生しています。該当する装置を確認してください。

  • AIS

    低いレベルで障害が発生しています。低いレベルのCCの障害状態を確認してください。

  • LCK

    低いレベルでETH-LCKを使用して通信を停止しているか確認してください。