トラブルシューティングガイド


3.1.5 10GBASE-R/40GBASE-R/100GBASE-Rのトラブル

10GBASE-R,40GBASE-R,または100GBASE-Rでトラブルが発生した場合は,次の順序で障害を切り分けてください。

  1. ログの確認

    ログの内容および対応については,「メッセージ・ログレファレンス」を参照してください。

  2. 障害解析方法に従った原因の切り分け

    次の表に示す障害解析方法に従って原因を切り分けてください。

    表3‒7 10GBASE-R/40GBASE-R/100GBASE-Rのトラブル発生時の障害解析方法

    項番

    確認内容・コマンド

    原因

    対応

    1

    該当ポートの障害統計情報で,Signal detect errors,LOS of sync,HI_BER,またはLFがカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。

    • show interfaces

    受信側の回線品質が低下している

    光ファイバの種別を確認してください。種別については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

    光アッテネータ(光減衰器)を使用している場合は,減衰値を確認してください。光レベルについては,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

    ケーブル長を確認してください。ケーブル長については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

    ケーブルの接続が正しいか確認してください。また,ケーブルの端面が汚れていないか確認してください。汚れている場合は,汚れを拭き取ってください。

    トランシーバの接続が正しいか確認してください。

    トランシーバを相手装置のセグメント規格と合わせてください。

    光レベルが正しいか確認してください。光レベルについては,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

    2

    該当ポートの受信系エラー統計情報で,CRC errorsまたはSymbol errorsがカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。

    • show interfaces

    受信側の回線品質が低下している

    光ファイバの種別を確認してください。種別については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

    光アッテネータ(光減衰器)を使用している場合は,減衰値を確認してください。光レベルについては,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

    ケーブル長を確認してください。ケーブル長については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

    ケーブルの接続が正しいか確認してください。また,ケーブルの端面が汚れていないか確認してください。汚れている場合は,汚れを拭き取ってください。

    トランシーバの接続が正しいか確認してください。

    トランシーバを相手装置のセグメント規格と合わせてください。

    光レベルが正しいか確認してください。光レベルについては,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

    3

    該当ポートの障害統計情報で,RFがカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。

    • show interfaces

    送信側の回線品質が低下している

    光ファイバの種別を確認してください。種別については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

    光アッテネータ(光減衰器)を使用している場合は,減衰値を確認してください。光レベルについては,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

    ケーブル長を確認してください。ケーブル長については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

    ケーブルの接続が正しいか確認してください。また,ケーブルの端面が汚れていないか確認してください。汚れている場合は,汚れを拭き取ってください。

    トランシーバの接続が正しいか確認してください。

    トランシーバを相手装置のセグメント規格と合わせてください。

    光レベルが正しいか確認してください。光レベルについては,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

    4

    該当ポートの受信系エラー統計情報で,Long framesがカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。

    • show interfaces

    受信できるフレーム長を超えたパケットを受信している

    ジャンボフレームの設定を相手装置と合わせてください。