MIBレファレンス


2.16.7 ipv6NetToMediaTable

IPv6アドレスと物理アドレスのマッピングテーブルに関するMIBです。

本MIBはグローバルネットワークの情報だけが対象となります。

〈この項の構成〉

(1) 識別子

ipv6MIB OBJECT IDENTIFIER ::= {mib-2 55}
ipv6MIBObjects OBJECT IDENTIFIER ::= {ipv6MIB 1}
ipv6NetToMediaTable OBJECT IDENTIFIER ::= {ipv6MIBObjects 12}

(2) 実装仕様

ipv6NetToMediaTableの実装仕様を次の表に示します。

表2‒64 ipv6NetToMediaTableの実装仕様

#

オブジェクト識別子

アク

セス

実装仕様

実装

有無

1

ipv6NetToMediaTable

{ipv6MIBObjects 12}

NA

[規格] IPv6アドレス変換テーブル。

[実装] 規格に同じ。

Y

2

ipv6NetToMediaEntry

{ipv6NetToMediaTable 1}

NA

[規格] 物理アドレスに対応した一つのIPv6アドレスを含むエントリ。

INDEX

{ ipv6IfIndex,

ipv6NetToMediaNetAddress }

[実装] 規格に同じ。

Y

3

ipv6NetToMediaNetAddress

{ipv6NetToMediaEntry 1}

NA

[規格] メディアに依存した物理アドレスに対応するIPv6アドレス。

[実装] 規格に同じ。

Y

4

ipv6NetToMediaPhysAddress

{ipv6NetToMediaEntry 2}

R/O

[規格] メディアに依存した物理アドレス。

[実装] 規格に同じ。

Y

5

ipv6NetToMediaType

{ipv6NetToMediaEntry 3}

R/O

[規格] マッピングのタイプ。

  • other(1)

  • dynamic(2)

  • static(3)

  • local(4)

[実装] 規格に同じ。

ほかのVRFからインポートされたエントリはother(1)になります。

Y

6

ipv6IfNetToMediaState

{ipv6NetToMediaEntry 4}

R/O

[規格] NDPテーブルの各エントリの到達可能性状態。

  • reachable(1)

  • stale(2)

  • delay(3)

  • probe(4)

  • invalid(5)

  • unknown(6)

[実装] 規格に同じ。

ほかのVRFからインポートされたエントリはunknown(6)になります。

Y

7

ipv6IfNetToMediaLastUpdated

{ipv6NetToMediaEntry 5}

R/O

[規格] NDPテーブルの各エントリが最後に更新された時のsysUpTime。

[実装] 0固定。

M

8

ipv6NetToMediaValid

{ipv6NetToMediaEntry 6}

R/NW

[規格] エントリが有効かどうかを示すフラグ。

DEFVAL {true}

[実装] 規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。

Y