コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


premium(ipv6 qos-flow-list)

IPv6 QoSフローリストでの重要フロー保護を使用するフロー検出条件を指定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
<sequence> premium <target flow> [<action specification>]
情報の削除
no <sequence> premium 
no <sequence>

no <sequence>を実行すると,<sequence>が一致するqos(ipv6 qos-flow-list)エントリも合わせて削除されます。

<target flow>:

詳細は,qos(ipv6 qos-flow-list)コマンドの[入力形式]の「<target flow>:」を参照してください。

<action specification>:

action [{priority-class <class> | dscp-map}] [user {<user id> | llrlq | default}]

[入力モード]

(config-ipv6-qos)

[パラメータ]

<sequence>

フロー検出条件の適用順序であるシーケンス番号を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜4294967294(10進数)を指定します。ただし,動作指定にpolicerを指定しているqos(ipv6 qos-flow-list)エントリのシーケンス番号以外は設定できません。

<target flow>パラメータ

フロー検出条件を指定します。

詳細は,qos(ipv6 qos-flow-list)コマンドの[パラメータ]の「<target flow>パラメータ」を参照してください。

<action specification>パラメータ
action

フロー検出したパケットの動作を指定します。<action specification>パラメータ全体の先頭に指定してください。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    なし(<sequence>が一致するqos(ipv6 qos-flow-list)エントリの動作に従います)

  2. 値の設定範囲

    なし

priority-class <class>

優先クラスを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    なし(優先クラスを変更しません)

  2. 値の設定範囲

    1〜8(10進数)を指定します。

dscp-map

DSCP値によって優先クラスおよび廃棄クラスを決定するDSCPマッピングを有効にします。

DSCP値に対応する優先クラスおよび廃棄クラスは「コンフィグレーションガイド Vol.2」 「15 優先度変更」を参照してください。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    なし(DSCPマッピングを使用しません)

  2. 値の設定範囲

    なし

user {<user id> | llrlq | default}【OP-SHPS】

階層化シェーパのユーザを指定します。

<user id>

 通常ユーザのIDを指定します。

llrlq

 LLRLQユーザを指定します。

default

 デフォルトユーザを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    なし(階層化シェーパのユーザを変更しません)

  2. 値の設定範囲

    1〜3056を指定します。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. <target flow>パラメータについての注意事項は,qos(ipv6 qos-flow-list)コマンドの[注意事項]を参照してください。

[関連コマンド]

ipv6 qos-flow-list
ipv6 qos-flow-group
qos(ipv6 qos-flow-list)
policer