premium(ip qos-flow-list)
IPv4 QoSフローリストでの重要フロー保護を使用するフロー検出条件を指定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
<sequence> premium <target flow> [<action specification>]
- 情報の削除
no <sequence> premium no <sequence>
no <sequence>を実行すると,<sequence>が一致するqos(ip qos-flow-list)エントリも合わせて削除されます。
<target flow>:
詳細は,qos(ip qos-flow-list)コマンドの[入力形式]の「<target flow>:」を参照してください。
<action specification>:
action [{priority-class <class> | dscp-map}] [user {<user id> | llrlq | default}]
[入力モード]
(config-ip-qos)
[パラメータ]
- <sequence>
-
フロー検出条件の適用順序であるシーケンス番号を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
1〜4294967294(10進数)を指定します。ただし,動作指定にpolicerを指定しているqos(ip qos-flow-list)エントリのシーケンス番号以外は設定できません。
-
- <target flow>パラメータ
-
フロー検出条件を指定します。
詳細は,qos(ip qos-flow-list)コマンドの[パラメータ]の「<target flow>パラメータ」を参照してください。
- <action specification>パラメータ
-
- action
-
フロー検出したパケットの動作を指定します。<action specification>パラメータ全体の先頭に指定してください。
-
本パラメータ省略時の初期値
なし(<sequence>が一致するqos(ip qos-flow-list)エントリの動作に従います)
-
値の設定範囲
なし
-
- priority-class <class>
-
優先クラスを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
なし(優先クラスを変更しません)
-
値の設定範囲
1〜8(10進数)を指定します。
-
- dscp-map
-
DSCP値によって優先クラスおよび廃棄クラスを決定するDSCPマッピングを有効にします。
DSCP値に対応する優先クラスおよび廃棄クラスは「コンフィグレーションガイド Vol.2」 「15 優先度変更」を参照してください。
-
本パラメータ省略時の初期値
なし(DSCPマッピングを使用しません)
-
値の設定範囲
なし
-
- user {<user id> | llrlq | default}【OP-SHPS】
-
階層化シェーパのユーザを指定します。
<user id>
通常ユーザのIDを指定します。
llrlq
LLRLQユーザを指定します。
default
デフォルトユーザを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
なし(階層化シェーパのユーザを変更しません)
-
値の設定範囲
1〜3056を指定します。
-
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
-
<target flow>パラメータについての注意事項は,qos(ip qos-flow-list)コマンドの[注意事項]を参照してください。
[関連コマンド]
ip qos-flow-list ip qos-flow-group qos(ip qos-flow-list) policer