policer
ポリサーエントリを設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
policer <policer name> {in | out} <bandwidth policy> [replace-user-priority <priority>] [replace-dscp <dscp>] [discard-class <class>]
- 情報の削除
no policer <policer name>
<bandwidth policy>:
- 最大帯域監視指定の場合
max-rate {<kbit/s>k | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G} [max-burst {<byte> | <kbyte>k | <Mbyte>M | <Gbyte>G}]
- 最低帯域監視指定の場合
min-rate {<kbit/s>k | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G} [min-burst {<byte> | <kbyte>k | <Mbyte>M | <Gbyte>G}] [penalty-user-priority <priority>] [penalty-dscp <dscp>] [penalty-discard-class <class>]
- 最大帯域監視および最低帯域監視指定の場合
[max-rate {<kbit/s>k | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G} [max-burst {<byte> | <kbyte>k | <Mbyte>M | <Gbyte>G}]] [min-rate {<kbit/s>k | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G} [min-burst {<byte> | <kbyte>k | <Mbyte>M | <Gbyte>G}] [penalty-user-priority <priority>] [penalty-dscp <dscp>] [penalty-discard-class <class>]]
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <policer name>
-
ポリサーエントリ名を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
31文字以内のポリサーエントリ名を指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
-
- {in | out}
-
InboundまたはOutboundを指定します。
in:Inbound(受信側の指定)
out:Outbound(送信側の指定)
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
なし
-
- <bandwidth policy>パラメータ
-
- max-rate {<kbit/s>k | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G}
-
最大帯域監視での監視帯域値を指定します。指定した帯域値を超えた違反パケットは廃棄します。min-rate以上の値を指定してください。
なお,本パラメータまたはmin-rateのどちらかを必ず指定してください。
-
本パラメータ省略時の初期値
なし(最大帯域監視を実施しません)
-
値の設定範囲
<kbit/s>:5〜100000000(10進数)
<Mbit/s>:1〜100000(10進数)
<Gbit/s>:1〜100(10進数)
1kbit/s,1Mbit/s,1Gbit/sはそれぞれ1000bit/s,1000kbit/s,1000Mbit/sとして扱います。
-
- max-burst {<byte> | <kbyte>k | <Mbyte>M | <Gbyte>G}
-
最大帯域監視でのバーストサイズを指定します。min-burst以上の値を指定してください。
-
本パラメータ省略時の初期値
<byte>:65536
-
値の設定範囲
<byte>:3076〜4294967296(10進数)
<kbyte>:4〜4194304(10進数)
<Mbyte>:1〜4096(10進数)
<Gbyte>:1〜4(10進数)
1kbyte,1Mbyte,1Gbyteはそれぞれ1024byte,1024kbyte,1024Mbyteとして扱います。
-
- min-rate {<kbit/s>k | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G}
-
最低帯域監視での監視帯域値を指定します。指定した監視帯域値を超えた違反パケットにペナルティーを科します。max-rate以下の値を指定してください。
なお,本パラメータまたはmax-rateのどちらかを必ず指定してください。
-
本パラメータ省略時の初期値
なし(最低帯域監視を実施しません)
-
値の設定範囲
<kbit/s>:5〜100000000(10進数)
<Mbit/s>:1〜100000(10進数)
<Gbit/s>:1〜100(10進数)
1kbit/s,1Mbit/s,1Gbit/sはそれぞれ1000bit/s,1000kbit/s,1000Mbit/sとして扱います。
-
- min-burst {<byte> | <kbyte>k | <Mbyte>M | <Gbyte>G }
-
最低帯域監視でのバーストサイズを指定します。max-burst以下の値を指定してください。
-
本パラメータ省略時の初期値
<byte>:65536
-
値の設定範囲
<byte>:3076〜4294967296(10進数)
<kbyte>:4〜4194304(10進数)
<Mbyte>:1〜4096(10進数)
<Gbyte>:1〜4(10進数)
1kbyte,1Mbyte,1Gbyteはそれぞれ1024byte,1024kbyte,1024Mbyteとして扱います。
-
- penalty-user-priority <priority>
-
最低帯域違反時のユーザ優先度の書き換え値を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
なし(最低帯域違反時のユーザ優先度を書き換えません)
-
値の設定範囲
0〜7(10進数)を指定します。
-
- penalty-dscp <dscp>
-
最低帯域違反時のDSCP書き換え値を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
なし(最低帯域違反時のDSCP値を書き換えません)
-
値の設定範囲
0〜63(10進数)またはDSCP名称を指定します。
指定できるDSCP名称は「表7‒9 指定可能なDSCP名称」を参照してください。
-
- penalty-discard-class <class>
-
最低帯域違反時の廃棄クラスを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
なし(最低帯域違反時の廃棄クラスを指定しません)
-
値の設定範囲
1〜4(10進数)を指定します。
-
- replace-user-priority <priority>
-
ユーザ優先度の書き換え値を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
なし(ユーザ優先度を書き換えません)
-
値の設定範囲
0〜7(10進数)を指定します。
-
- replace-dscp <dscp>
-
DSCP書き換え値を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
なし(DSCP値を書き換えません)
-
値の設定範囲
0〜63(10進数)またはDSCP名称を指定します。
指定できるDSCP名称は「表7‒9 指定可能なDSCP名称」を参照してください。
-
- discard-class <class>
-
廃棄クラスを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
なし(廃棄クラスを変更しません)
-
値の設定範囲
1〜4(10進数)を指定します。
-
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
-
QoSフローリストの動作指定に指定されている場合,削除できません。該当するポリサーエントリの指定をQoSフローリストから削除したあと,実行してください。
-
max-rate,min-rateは順不同で入力できます。また,運用コマンドshow running-configでは,入力順に表示されます。
[関連コマンド]
qos (advance qos-flow-list) qos (ip qos-flow-list) qos (ipv6 qos-flow-list) qos (mac qos-flow-list)