preempt-delay
マスタノードでリング障害の復旧を検出したあと,経路の切り戻し動作を実施するまでの抑止時間を設定します。
本コマンドを設定した場合,マスタノードはリング障害の復旧を検出しても,経路切り戻し抑止時間が経過するまで,リング障害の復旧動作を実施しません。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
preempt-delay {<seconds> | infinity}
- 情報の削除
no preempt-delay
[入力モード]
(config-axrp)
[パラメータ]
- {<seconds> | infinity}
-
経路切り戻し抑止時間を秒単位で指定します。infinityを指定すると経路切り戻し抑止時間が無限となり,運用コマンドclear axrp preempt-delayを実行するまで,マスタノードはリング障害の復旧動作を実施しません。
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本パラメータ省略時の初期値
省略できません
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値の設定範囲
1〜3600
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[コマンド省略時の動作]
経路の切り戻し動作をすぐに実施します。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,次回のリング障害復旧検出時,および系切替時に反映されます。
[注意事項]
-
本コマンドを設定する場合は,リングを構成するすべてのトランジットノードのforwarding-shift-timeにinfinityを設定するか,経路切り戻し抑止時間よりも大きな値を設定してください。経路切り戻し抑止時間よりも小さな値を設定した場合,ループが発生するおそれがあります。
[関連コマンド]
なし