spanning-tree mst forward-time
マルチプルスパニングツリーの状態遷移に要する時間を設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
spanning-tree mst forward-time <seconds>
- 情報の削除
no spanning-tree mst forward-time
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <seconds>
-
ポートが状態遷移に要する時間を秒単位で設定します。
互換モードのポートの場合,Listening状態,Learning状態を設定時間だけ維持します。非互換モードのポートの場合,Discarding状態,Learning状態を設定時間だけ維持します(ただし,タイマによる状態遷移が発生した場合だけです)。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
4〜30
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[コマンド省略時の動作]
ポートが状態遷移に要する時間は15秒で動作します。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
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状態遷移時間(forward-time),BPDUの最大有効時間(max-age),BPDUの送信間隔(hello-time)は,次の二つの式が成り立つように設定してください(IEEE802.1Dで規定)。
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max-age <= 2×(forward-time - 1)
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max-age >= 2×(hello-time + 1)
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[関連コマンド]
なし