コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


spanning-tree mst cost

マルチプルスパニングツリーの該当ポートのパスコストを設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
spanning-tree mst <mst instance id list> cost <cost>
情報の削除
no spanning-tree mst <mst instance id list> cost

[入力モード]

(config-if)

イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース

[パラメータ]

<mst instance id list>

MSTインスタンスIDを設定します。一つのMSTインスタンスIDを設定できるほか,ハイフン(-),コンマ(,)を使用して複数のMSTインスタンスIDの一括設定もできます。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0〜4095

<cost>

パスコスト値を設定します。コスト値が小さいほど,該当するフレームを転送するポートとして使用する可能性が高くなります。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜200000000

[コマンド省略時の動作]

spanning-tree costコマンドの設定に従います。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 複数のインタフェースを指定して情報を設定する場合は,複数のMSTインスタンスIDを一括設定できません。一つのMSTインスタンスIDを設定してください。

  2. パスコスト値を変更することで,トポロジ変更が発生する場合があります。

[関連コマンド]

spanning-tree cost