spanning-tree mst cost
マルチプルスパニングツリーの該当ポートのパスコストを設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
spanning-tree mst <mst instance id list> cost <cost>
- 情報の削除
no spanning-tree mst <mst instance id list> cost
[入力モード]
- (config-if)
-
イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース
[パラメータ]
- <mst instance id list>
-
MSTインスタンスIDを設定します。一つのMSTインスタンスIDを設定できるほか,ハイフン(-),コンマ(,)を使用して複数のMSTインスタンスIDの一括設定もできます。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
0〜4095
-
- <cost>
-
パスコスト値を設定します。コスト値が小さいほど,該当するフレームを転送するポートとして使用する可能性が高くなります。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
1〜200000000
-
[コマンド省略時の動作]
spanning-tree costコマンドの設定に従います。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
-
複数のインタフェースを指定して情報を設定する場合は,複数のMSTインスタンスIDを一括設定できません。一つのMSTインスタンスIDを設定してください。
-
パスコスト値を変更することで,トポロジ変更が発生する場合があります。
[関連コマンド]
spanning-tree cost