コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


name

マルチプルスパニングツリーのリージョンを識別するための文字列を設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
name <name>
情報の削除
no name

[入力モード]

(config-mst)

[パラメータ]

<name>

リージョンを識別するための文字列を設定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    32文字以内の文字列をダブルクォート(")で囲んで設定します。入力可能な文字は,英数字と特殊文字です。入力文字列にスペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列をダブルクォート(")で囲まなくても設定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■任意の文字列」を参照してください。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

spanning-tree modeコマンドでmstを指定している場合,トポロジの再計算によって,トポロジの形成が終了するまで通信断となります。

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 同じMSTリージョンを構成するためには,本コマンドの値とrevisionコマンドの値,およびMSTインスタンスIDとinstanceコマンドで設定するVLAN IDをMSTリージョン内で一致させる必要があります。

[関連コマンド]

spanning-tree mst configuration