コンフィグレーションガイド Vol.3


22.3.11 BGP4+学習経路数制限の設定

〈この項の構成〉

(1) コンフィグレーションコマンド一覧

BGP4+学習経路数制限のコンフィグレーションコマンド一覧を次の表に示します。

表22‒31 コンフィグレーションコマンド一覧

コマンド名

説明

neighbor maximum-prefix

該当ピアから学習する経路数を制限します。

(2) BGP4+学習経路数制限の設定

[設定のポイント]

該当ピアにBGP4+学習経路数制限を適用する場合は,neighbor maximum-prefixコマンドを設定します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# router bgp 65531

    (config-router)# bgp router-id 192.168.1.100

    (config-router)# neighbor 2001:db8:16:2::2 remote-as 65532

    (config-router)# neighbor 2001:db8:168:2::2 remote-as 65531

    BGP4+ピアを設定します。

  2. (config-router)# address-family ipv6

    config-router-af(ipv6)モードへ移行します。

  3. (config-router-af)# neighbor 2001:db8:16:2::2 maximum-prefix 1000 80 restart 60

    外部ピア(相手側アドレス:2001:db8:16:2::2)から学習する経路数の上限値を1000経路,警告のシステムメッセージを出力する閾値を80%,上限値を超えてピア切断した場合は60分後に再接続する設定をします。

  4. (config-router-af)# neighbor 2001:db8:168:2::2 maximum-prefix 100 warning-only

    内部ピア(相手側アドレス:2001:db8:16:2::2)から学習する経路数の上限値を100経路,上限値を超えた場合でもピアを切断しない設定をします。

  5. (config-router-af)# neighbor 2001:db8:16:2::2 activate

    (config-router-af)# neighbor 2001:db8:168:2::2 activate

    IPv6アドレスファミリを有効にします。