コンフィグレーションガイド Vol.3


22.1.13 学習経路数制限

学習経路数制限とは,ピアから学習するBGP4経路およびBGP4+経路の数を制限して,大量の経路学習による本装置のメモリ不足や,特定ピアからの大量経路学習によってほかのピアから経路を学習できなくなることを回避するための機能です。

この機能を適用すると,ピアから学習したBGP経路の数が設定した閾値を超えた場合,警告のシステムメッセージを出力します。さらに,上限値を超えた場合は,警告のシステムメッセージを出力したあとでピアを切断します。この機能によるピア切断後は,設定した期間が経過するか,BGP4は運用コマンドclear ip bgp,BGP4+は運用コマンドclear ipv6 bgpを実行すると,ピアを再接続します。また,学習経路数が上限値を超えても,警告のシステムメッセージを出力するだけでピアを切断しない設定もできます。