15.2.5 RIPパケットの送信抑止
(1) 特定インタフェースからレスポンスパケットの送信を抑止する設定
レスポンスパケットの送信抑止をインタフェース単位に設定します。
- [設定のポイント]
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インタフェース単位にレスポンスパケットの送信を抑止するにはpassive-interfaceコマンドを設定します。
図15‒14 RIPパケットの送信抑止 PCは本装置向きにデフォルト経路を設定しているため,RIPの学習は不要です。
[コマンドによる設定]
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(config)# router rip
(config-router)# network 192.168.1.0 0.0.0.255
(config-router)# network 192.168.2.0 0.0.0.255
(config-router)# passive-interface gigabitethernet 1/2
ポート1/2でレスポンスパケットの送信を抑止する設定をします。
(2) 特定インタフェースだけレスポンスパケットを送信する設定
レスポンスパケットを送信できるすべてのインタフェースで送信を抑止して,特定のインタフェースにだけレスポンスパケットを送信できるように設定します。
- [設定のポイント]
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passive-interfaceコマンドでdefaultパラメータを設定したあと,レスポンスパケットを送信するインタフェースにだけno passive-interfaceコマンドを設定します。
[コマンドによる設定]
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(config)# router rip
(config-router)# passive-interface default
すべてのインタフェースでレスポンスパケットの送信を抑止する設定をします。
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(config-router)# no passive-interface gigabitethernet 1/1
ポート1/1でレスポンスパケットを送信する設定をします。