コンフィグレーションガイド Vol.3


14.3.2 経路情報の確認

スタティック経路に関する情報は,IPv4の場合show ip staticコマンドで,IPv6の場合show ipv6 staticコマンドで,routeパラメータを指定して確認します。

図14‒6 show ip static routeの実行結果
> show ip static route
Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC
Status Codes: * valid, > active, r RIB failure
   Destination        Next Hop       Distance Weight Status      Flag
*> 0.0.0.0/0          10.1.1.50       2       0      IFdown      -
*> 192.168.1/24       10.1.1.100      100     0      Act         -
*  192.168.1/24       172.16.1.100    200     0      Act         NoResolve
*> 192.168.2/24       172.16.1.100    2       0      Act         NoResolve
                      172.16.2.100    2       0      Act         NoResolve
*> 192.168.3/24       10.2.1.100      2       0      Act Reach   Poll
   192.168.4/24       10.2.1.101      2       0      UnReach     Poll
[確認のポイント]
  • ルーティングテーブルに設定されている経路は,行先頭のStatus Codesに「*」および「>」が表示されます。

  • ルーティングテーブルに設定されていない代替経路は,Status Codesに「>」が表示されませんが,経路として有効な場合には「*」が表示されます。

  • Status Codesに「*」および「>」が表示されていない無効経路は,Statusに障害要因が表示されます。「IFdown」は,インタフェース障害が要因で経路が無効となっていることを示します。また,「UnReach」は,動的監視で到達性が確認されていないことを示します。