コンフィグレーションガイド Vol.3


7.1.2 サポートモード

本装置のuRPFでサポートしているモードを次に示します。本装置では,インタフェース単位にモードを指定でき,さらにIPv4/IPv6プロトコルごとに有効または無効を指定できます。

  1. Strictモード

    受信パケットの送信元アドレスがルーティングテーブルに存在して,かつ該当する経路で指定されている送信インタフェースが受信インタフェースと一致した場合だけ,パケットを受信可能とします。

  2. Looseモード

    受信パケットの送信元アドレスがルーティングテーブルに存在するかどうかだけで受信可・不可を判定して,インタフェースの妥当性は検証しません。

各モードで送信元アドレスの経路検索のときに,デフォルト経路を検索対象にするかどうかを設定できます。さらに,送信元アドレスが未指定アドレス(IPv4では「0.0.0.0」,IPv6では「::」)の受信パケットをuRPFの対象外にするかどうかを設定できます。

なお,デフォルト経路検索対象設定および未指定アドレス対象外設定は装置全体で有効となります。