1.4.1 IPパケットの中継方法
中継機能は,受信したパケットをルーティングテーブルに従って次のルータまたはホストに転送する機能です。
- 〈この項の構成〉
 
(1) ルーティングテーブルの内容
ルーティングテーブルは複数個のエントリから構成されていて,各エントリは次の内容を含んでいます。本装置のルーティングテーブルの内容は運用コマンドshow ip routeで表示できます。
- Destination
 - 
                  
宛先ネットワークアドレスと宛先ネットワークアドレスに対するサブネットマスクのビット長です。サブネットマスクは,ルーティングテーブル検索時,受信IPパケットの宛先IPアドレスに対するマスクになります。サブネットワークに分割されていない宛先ネットワークアドレスについては,そのネットワークアドレスのネットワーククラスに対応したマスクビット長(例えば,Class Aなら8)を表示します。なお,ホストアドレスによって中継する場合には32を表示します。
 - Next Hop
 - 
                  
次に中継する必要のあるルータのIPアドレスです。マルチパス機能を使用すると,複数個のNext Hopが存在します。
 - Interface
 - 
                  
Next Hopのあるインタフェース名です。
 - Metric
 - 
                  
ルートのメトリックです。
 - Protocol
 - 
                  
学習元プロトコルです。
 - Age
 - 
                  
ルートが確認,または変更されてからの時間(秒)です。