コンフィグレーションガイド Vol.2


28.1.2 サポート仕様

〈この項の構成〉

(1) 接続できるLLDP規格

本装置では次に示す二つの規格をサポートします。

デフォルトではIEEE Std 802.1AB-2009で動作して,Draft6.0のLLDPDUだけを受信したポートからはDraft6.0のLLDPDUを送信します。なお,IEEE Std 802.1AB-2005とも接続できます。規格別受信LLDPDUと送信LLDPDUの関係を次の表に示します。

表28‒1 規格別受信LLDPDUと送信LLDPDUの関係

受信LLDPDU

送信LLDPDUの規格

IEEE Std 802.1AB-2009,

IEEE Std 802.1AB-2005

Draft6.0

受信なし

受信なし

IEEE Std 802.1AB-2009

受信あり

Draft6.0

受信あり

受信なし

IEEE Std 802.1AB-2009

受信あり

IEEE Std 802.1AB-2009

(2) サポートTLV

本装置でのTLVのサポート状況を次の表に示します。

表28‒2 TLVのサポート状況

TLV name

送信

受信

説明

Chassis ID

装置のMACアドレスを送信します。

Port ID

ポートのMACアドレスを送信します。

Time To Live

本装置が送信する情報の保持時間はコンフィグレーションで変更できます。

Port Description

interfaceグループMIBのifDescrと同じ値を送信します。

System Name

systemグループMIBのsysNameと同じ値を送信します。

System Description

systemグループMIBのsysDescrと同じ値を送信します。

System Capabilities

×

なし。

Management Address

×

なし。

Organizationally Specific TLVs

  • VLAN情報

  • VLAN Address情報

Draft6.0だけサポートします。

VLAN Tag値の一覧情報,およびIPアドレスと対応するVLAN Tag値を一つ送受信します。

(凡例) ○:サポート ×:非サポート

注※

スイッチポートでは送信しません。