8.1.10 VRFでのリモート運用端末からのログインの許可
コンフィグレーションコマンドline vtyを設定することで,リモート運用端末から本装置にログインできるようになります。さらに,コンフィグレーションコマンドtransport inputのvrfパラメータを設定して,VRFからのアクセスを許可します。このvrfパラメータが設定されていない場合,グローバルネットワークからのアクセスだけを許可します。
グローバルネットワークを含む全VRFで,リモート運用端末から本装置へのtelnetプロトコルによるリモートアクセスを許可する設定例を次の図に示します。
(config)# line vty 0 2 (config-line)# transport input vrf all telnet (config-line)# |
指定VRFで,リモート運用端末から本装置へのtelnetプロトコルによるリモートアクセスを許可する設定例を次の図に示します。なお,グローバルネットワークは含みません。
(config)# line vty 0 2 (config-line)# transport input vrf 2 telnet (config-line)# |
また,リモート運用端末からftpプロトコルを使用して本装置にアクセスする場合には,コンフィグレーションコマンドftp-serverを設定する必要があります。VRFからのアクセスを許可する場合は,vrfパラメータを設定します。このvrfパラメータが設定されていない場合,グローバルネットワークからのアクセスだけを許可します。
グローバルネットワークを含む全VRFで,リモート運用端末から本装置へのftpプロトコルによるリモートアクセスを許可する設定例を次の図に示します。
(config)# ftp-server vrf all (config)# |
指定VRFで,リモート運用端末から本装置へのftpプロトコルによるリモートアクセスを許可する設定例を次の図に示します。なお,グローバルネットワークは含みません。
(config)# ftp-server vrf 2 (config)# |