18.3.2 イーサネットインタフェースの設定
イーサネットインタフェースは,接続するインタフェースに対応するコマンドで該当するモードに移行してから,コンフィグレーションを設定します。接続インタフェースとモード移行コマンドの対応を次の表に示します。
接続インタフェース |
モード移行コマンド |
---|---|
10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-T,1000BASE-X |
interface gigabitethernet interface tengigabitethernet※ |
10GBASE-R |
interface tengigabitethernet |
40GBASE-R |
interface fortygigabitethernet |
100GBASE-R |
interface hundredgigabitethernet |
- 注※
-
SFP+/SFP共用ポートのモード移行コマンドはinterface tengigabitethrenetです。
(1) インタフェースに対するコンフィグレーションの設定
- [設定のポイント]
-
イーサネットのコンフィグレーションでは,複数のコマンドでコンフィグレーションを設定することがあります。そのとき,コンフィグレーションの設定が完了していない状態でイーサネットがリンクアップ状態になると期待した通信ができません。したがって,最初にイーサネットをシャットダウンしてから,コンフィグレーションの設定が完了したあとにイーサネットのシャットダウンを解除することを推奨します。
[コマンドによる設定]
-
(config)# interface gigabitethernet 1/10
イーサネットインタフェース1/10のコンフィグレーションモードに移行します。
-
(config-if)# shutdown
イーサネットインタフェースをシャットダウンします。
-
(config-if)# *****
イーサネットインタフェースに対するコンフィグレーションを設定します。
-
(config-if)# no shutdown
イーサネットインタフェースのシャットダウンを解除します。
(2) インタフェースのシャットダウン
イーサネットをシャットダウンするには,該当するイーサネットインタフェースのコンフィグレーションモードに移行して,shutdownコマンドを実行します。使用しないポートはシャットダウンしておいてください。また,この設定によってポートの電力をOFFにします。
なお,運用コマンドinactivateでイーサネットの運用を停止することもできます。ただし,inactivateコマンドでinactive状態とした場合は,装置を再起動するとイーサネットがactive状態になります。イーサネットをシャットダウンした場合は,装置を再起動してもイーサネットはdisable状態のままとなり,active状態にするためにはコンフィグレーションでno shutdownを設定してシャットダウンを解除する必要があります。