トラブルシューティングガイド
装置に障害が発生した場合は,次に示す手順で対応してください。
表1-2 装置障害のトラブルシュート
項番 障害内容 対応 1
- 装置から発煙している
- 装置から異臭が発生している
- 装置から異常音が発生している
すぐに次の手順で対応してください。
これらの手順で運用を停止したあと,販売店に連絡してください。
- 装置の電源をOFFにしてください。
- AC電源の場合は,装置の電源ケーブルを抜いてください。
- DC電源の場合は,装置に接続している電源設備のブレーカをOFFにしてください。
2 loginプロンプトが表示されない 次の手順で対応してください。
- MCが挿入されている場合は,MCを抜いてから装置の電源をOFFにしたあと,再度ONにして装置を再起動してください。
- MCが挿入されていない場合は,装置の電源をOFFにしたあと,再度ONにして装置を再起動してください。
- 装置を再起動しても問題が解決しない場合は,BCUを交換してください。
3 BCUのLEDがすべて消灯している 次の手順で対応してください。
- 電源機構のLEDを確認してください。
・電源機構のALARM LEDが赤点灯している場合は,該当する電源機構を交換してください。
・電源機構のPOWER LEDおよびALARM LEDがどちらも消灯している場合は,「表1-3 電源障害のトラブルシュート」を参照して,該当する電源機構の障害に対応してください。問題が解決しない場合は,該当する電源機構とそれに対応する電源入力機構を交換してください。
- 電源機構がすべて正常に動作している場合は,BCUを交換してください。
4 BCUのSYSTEM1 LEDが緑点滅または赤点灯している 次の手順で対応してください。
- システム操作パネルにシステムメッセージが表示されている場合は,「メッセージ・ログレファレンス」を参照して,該当するメッセージの記載内容に従って対応してください。
- システム操作パネルにシステムメッセージが表示されていない場合は,STATUS LEDが赤点灯しているボード(BCU,SFU,PRU,NIF)を交換してください。
5 システム操作パネルにシステムメッセージが表示されている 「メッセージ・ログレファレンス」を参照して,該当するメッセージの記載内容に従って対応してください。 6 BCUのSTATUS LEDが赤点灯しているが,ほかのLEDはすべて消灯していて,システム操作パネルにシステムメッセージが表示されていない 次の手順で対応してください。
- BCUの構成を確認してください。
・BCU一重化構成の場合は,次に示す3.以降の手順を実施してください。
・BCU二重化構成の場合は,次に示す2.以降の手順を実施してください。
- 運用系BCUおよび待機系BCUの状態を確認してください。
・どちらかの系だけで障害が発生している場合は,該当するBCUを交換してください。この場合,3.以降の手順は不要です。
・両系で障害が発生している場合は,次に示す3.以降の手順を実施してください。
- 電源機構のLEDを確認してください。
・電源機構のALARM LEDが赤点灯している場合は,該当する電源機構を交換してください。
・電源機構のPOWER LEDおよびALARM LEDがどちらも消灯している場合は,「表1-3 電源障害のトラブルシュート」を参照して,該当する電源機構の障害に対応してください。問題が解決しない場合は,該当する電源機構を交換してください。
・電源機構がすべて正常に動作している場合は,電源機構をそのままの状態で保持してください。
- 装置に搭載されている電源入力機構のブレーカをすべてOFFにしてください。
- 30秒以上経過してから,装置に搭載されている電源入力機構のブレーカをすべてONにしてください。
- 本障害が発生したBCUを交換してください。
電源に障害が発生した場合は,次に示す手順で対応してください。
表1-3 電源障害のトラブルシュート
項番 障害内容 対応 1 電源入力機構のブレーカがOFFになっている 電源入力機構のブレーカをONにしてください。 2
- 電源ケーブルが抜けている
- 電源ケーブルが正しく接続されていない
次の手順で対応してください。
- 電源入力機構のブレーカをOFFにしてください。
- DC電源の場合は,装置に接続している電源設備のブレーカをOFFにしてください。
- 電源ケーブルを正しく取り付けてください。
- DC電源の場合は,装置に接続している電源設備のブレーカをONにしてください。
- 電源入力機構のブレーカをONにしてください。
3 電源入力機構が正しく搭載されていない(がたついている) 次の手順で対応してください。
- 電源入力機構のブレーカをOFFにしてください。
- DC電源の場合は,装置に接続している電源設備のブレーカをOFFにしてください。
- 電源ケーブルを取り外してください。
- 電源入力機構をいったん取り外してから,しっかりと挿入してください。
- 電源ケーブルを取り付けてください。
- DC電源の場合は,装置に接続している電源設備のブレーカをONにしてください。
- 電源入力機構のブレーカをONにしてください。
4 電源機構が正しく搭載されていない(がたついている) 次の手順で対応してください。
- 電源入力機構のブレーカをOFFにしてください。
- 電源機構をいったん取り外してから,しっかりと挿入してください。
- 電源入力機構のブレーカをONにしてください。
5 測定した入力電源が次の値の範囲外である※
- AC100Vの場合:AC90〜132V
- AC200Vの場合:AC180〜264V
- DC-48Vの場合:DC-40.5〜-57V
設備担当者に連絡して,入力電源の対策を依頼してください。 注※ 入力電源が測定できる場合だけ実施してください。
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