コンフィグレーションガイド Vol.1
- <この項の構成>
- (1) 情報のバックアップ
- (2) 情報のリストア
(1) 情報のバックアップ
装置が正常に稼働しているときに,backupコマンドを使用してバックアップを作成しておきます。backupコマンドは,装置の稼働に必要な次の情報を一つのファイルにまとめて,MCまたは外部のFTPサーバに保存します。
次に示す情報に変更があった場合,backupコマンドによるバックアップの作成をお勧めします。
- 装置にインストールされているソフトウェア
- startup-config
- SSHサーバのホスト鍵ペア
- 装置にインストールされている高機能スクリプト
なお,backupコマンドでは次に示す情報は保存されないので注意してください。
- 運用ログおよび統計ログ
- 装置内に保存されているダンプファイルなどの障害情報
- ユーザアカウントごとに設けられるホームディレクトリにユーザが作成および保存したファイル
(2) 情報のリストア
backupコマンドで作成されたバックアップファイルから情報を復旧する場合,restoreコマンドを使用します。
restoreコマンドを実行すると,バックアップファイル内に保存されているソフトウェアアップデート用ファイルを使用して装置のソフトウェアをアップデートします。このアップデート作業後,装置は自動的に再起動します。再起動後,復旧された環境になります。
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