コンフィグレーションガイド Vol.2
ETH-AISは低いレベルで検出した障害を高いレベルのMEPに通知する機能です。ITU-T Y.1731で規定されています。
低いレベルで障害を検出すると,高いレベルのMEPに対してAISフレームを送信します。AISフレームを受信した高いレベルのMEPはAIS状態になって,低いレベルで障害が発生したことを認識します。
AIS状態になったMEPはCCMの未受信による障害検出を抑止します。また,さらに高いレベルのMEPに対してAISフレームを送信して,高いレベルの適切な範囲に障害を通知します。本機能を使用すると,低いレベルの障害要因が高いレベルにまで影響を与えるような場合に,高いレベルでの障害検出を抑止することで障害発生個所の特定が容易になります。
本装置ではAISフレームを受信して障害検出を抑止する機能をサポートします。
AISフレームの流れを次の図に示します。
図27-27 AISフレームの流れ
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