コンフィグレーションガイド Vol.2
sFlow統計はエンド−エンドのトラフィック(フロー)特性や隣接するネットワーク単位のトラフィック特性を分析するため,ネットワークの上を流れるトラフィックを中継装置(ルータやスイッチ)でモニタする機能です。sFlow統計は国際的に公開されているフロー統計プロトコル(RFC3176)で,レイヤ2からレイヤ7までの統計情報をサポートしています。sFlow統計情報(以降,sFlowパケット)を受け取って表示する装置をsFlowコレクタ(以降,コレクタ)と呼び,コレクタにsFlowパケットを送付する装置をsFlowエージェント(以降,エージェント)と呼びます。sFlow統計を使ったネットワーク構成例を次の図に示します。
図25-1 sFlow統計のネットワーク構成例
図25-2 システム構成
本装置のエージェントでモニタされた情報はコレクタに集められ,統計結果をアナライザによってグラフィカルに表示できます。したがって,sFlow統計機能を利用するにはコレクタとアナライザが必要です。
表25-1 システム構成要素
構成要素 役割 エージェント(本装置) 統計情報を収集してコレクタに送付します。 コレクタ※ エージェントから送付される統計情報を集計・編集・表示します。さらに,編集データをアナライザに送付します。 アナライザ コレクタから送付されるデータをグラフィカルに表示します。 注※ アナライザと一緒になっている場合もあります。
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